保護者必見!子どもの外遊びのメリットとは?
外遊びのメリット
外遊びのメリットについては次のようなものが挙げられます。
- 体力・運動機能が上がる
- 健康な体ができる
- 社会性が上がる
- 人格形成につながる
- リスクが取れるようになる
- エネルギーを発散できる
順番に解説をしていきたいと思います。
体力・運動機能が上がる
外遊びをすると、家の中で遊ぶよりもはるかにたくさん動くことになります。
特に、走ったりジャンプをしたりする動きは家の中ではできないでしょう。
そういった、いろんな動きをすることで子どもの体力や運動機能が上がっていきます。
また、公園には遊具もたくさんありますよね。
遊具で遊ぶときは、手足をたくさん動かします。
発達心理学の中では、子どもの神経系が5歳までに約80パーセントも作られることがわかっているので、この時期に手足を動かすことは大切です。
健康な体ができる
健康な体づくりのためにも、外遊びは欠かせません。
外遊びをすると、たくさん日光を浴びることになりますよね。
日光には、体内の「セロトニン」という物質を増やす作用があります。
セロトニンが増えると幸福感を得やすくなるので、精神的にも良いのです。
子どもだって、学校生活でストレスを抱えることもあるでしょう。
友達関係で悩んだり、学習面で壁にぶち当たることもあります。
そんな時に、外遊びをして定期的にストレスを発散することは大事なことだといえます。
また、外遊びをすると基礎代謝が上がります。
基礎代謝とは、「生命を維持するために、普段何もせずに消費されているエネルギー」のことをいいます。
基礎代謝を上げることは、健康面でのメリットがとても大きいですのです。
たとえば、基礎代謝を上げることで病気になりにくい体を作ることができます。
基礎代謝を上げると、体温も上がるので病気を防ぐことができるのです。
社会性が上がる
外遊びは、社会性の向上にも役立ちます。
たとえば、子どもが公園で遊具を使いたいと思っていたとします。
しかし、先に使っている子がいたら当然待たなければいけないですよね。
もしくは、友達と話して折り合いをつけなければいけません。
こういった活動を通して、人付き合いの方法を学んでいきます。
家の中にいるだけだと、どうしても社会性は身につきにくいです。
人との関わりも家族が中心になってしまいますよね。
公園などで知らない子と会うというのは子どもにとって、大きな成長となります。
人格形成につながる
外遊びをすると、人格形成にもつながります。
日本は四季があるので、季節が移り変わることでいろんな発見がありますよね。
「暖かい」「寒い」などと気温の変化を感じることもあります。
また、冬から春にかけてはさまざまな生き物が活動を始めます。
この時期には、植物も数多く見ることができるようになります。
子どもが、たくさんの自然と触れ合うことで五感が刺激されて人格が作られていきます。
リスクが取れるようになる
子どもは、家の中にいると安全で落ち着くことが多いです。
親にとっても、家の中で遊ばせる方がラクに感じることもあるかと思います。
外遊びをすると、ある程度キケンなこともありますよね。
しかし、成長すればリスクをとらなければいけない場面も出てきます。
安全な場所にいるだけでは、子どもの冒険心が失われてしまいます。
公園で走っていれば、転んでケガをするかもしれません。
友達とトラブルになるかもしれません。
親としては心配な部分もありますが、リスクを取ることで子ども自身の心が成長していきます。
エネルギーを発散できる
「子どもがあまりにうるさかったので、外遊びをさせた」という経験のある保護者は多いのではないでしょうか?
子どもは外遊びが大好きです。外遊びを通してエネルギーを発散させることができます。
外遊びから帰った後は、とても満足しているでしょう。
中には、外遊びから帰った後だと勉強に集中できるようになる子もいます。
親としても、子どもが外でエネルギーを発散してくれればおとなしくなるので楽ですよね。
おすすめの外遊び
では、子どもにはどんな外遊びをさせると良いのでしょうか。
いくつか紹介をしたいと思います。
鬼ごっこ
鬼ごっこを知らない人はいないでしょう。
とても有名な遊びですよね。
子どもからも大人気な遊びです。
鬼ごっこの良い点は、運動量が大きいところです。
常に走り回っていないといけないので、かなり体力を使うことになります。
また、走るのがあまり好きではないお子さんも鬼ごっこはゲーム感覚で楽しむ事が可能です。
逃げる際の身をこなす動きは、運動神経を養う上でとても大切になってきます。
だるまさんがころんだ
「だるまさんがころんだ」もすごく有名ですよね。
この遊びのメリットは、自己コントロールの神経が発達することです。
「だるまさんがころんだ」は瞬時に動いたり、すぐに止まったりする動きが多くあります。
これらの運動は「調整運動」と呼ばれています。
子どもが衝動的に怒ってしまったり感情のコントロールが難しかったりする場合は、この「調整運動」を行う事で自己コントロールができるようになると言われています。
ぜひ、取り入れてみたい遊びですよね。
ボール遊び
ボールを投げる動きは意外と難しいです。
小学校に入学しても、なかなかフォームを覚えられないお子さんもいるくらいです。
ボールを投げる練習をすることで、運動神経を養うことができます。
日常生活でのさまざまな動き方の練習にもなります。
ドッジボール・サッカーなどのゲーム形式で遊んだ時にはルールに従ってプレイすることになりますよね。
友達とチームになった時にはお互いに協力しなければいけないでしょう。
このような機会を通して、子どもは社会性を身につけることもできるのです。
外遊びをするために親ができること
基本的に、子どもが外遊びをしている際には自由にするのがいいです。
子どもが自主的に考えながら遊ぶことが重要だからです。
外遊びをする上で、親が気をつける点は以下の2つです。
- 安心して外遊びができる環境を作ってあげる
- 子どもの話はしっかりと聞いてあげる
順番に解説したいと思います。
安心して外遊びができる環境を作ってあげる
子どもが落ち着いて遊べるようにしてあげるのは必要です。
たとえば、同じくらいの年齢の子どもが遊んでいる公園を選ぶというのも一つの手です。
あまりに歳上の子どもがいる環境だと萎縮してしまうかもしれないですよね。
子どもの話はしっかりと聞いてあげる
外遊びをすると、子どもが話しかけてくる機会も多くあると思います。
何かを拾ってきたときや・友達とのできことなどについて親に報告する事はよくあります。
その際に、子どもの話をしっかりと聞いてあげるというのは大切です。
しっかりと向き合うことで、親子の関係が親密になります。
また、不安を解消することもできるでしょう。
外で遊ぶことは、多かれ少なかれ子どもにとって不安がありますからしっかり話を聞いてあげるのは大切です。
さいごに
いかがだったでしょうか。
子どもに外遊びをさせることは想像以上にメリットが大きいです。
運動能力や社会性など、これから生きていく上で必要なものを育む上ではすごく大切ですね。
忙しいとは思いますが、たまには子どもを公園などに連れて行ってあげるのもすごくいいかもしれません。