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2024年夏パリオリンピックで活躍したアスリートたちはどんな幼少期を過ごした?家庭での教育方針・習い事などを紹介!

岩本なみえ
2024/10/07 08:10
2024年パリオリンピックで活躍した日本選手たちは、東京オリンピックに引き続き10~20代の若手の選手に注目が集まりました。そんな選手たちが幼少期にどんな家庭環境で育ったのか、またどんな習い事をしていたのか気になりますね。
そこで今回は、メダルを獲得した選手を7名ピックアップしました。どのような幼少期を過ごしていたのかを紹介していきたいと思います。

2024年パリオリンピックで活躍した選手たちの幼少時代

2024年パリオリンピックで活躍し、メダルを獲得した選手たちはいったいどのような幼少期を過ごしていたのでしょうか。

【体操】岡慎之助 選手

しなやかで力強い演技が特徴的な岡慎之助選手。保育園のころに鉄棒で逆上がりができたことで、周りから体操をすすめられ、4歳で体操の道に。しかし、体操をはじめた当初は体がかたく、試合でもよくミスをしていたのだとか。中学3年生まで岡選手を指導していた「おかやまジュニア体操スクール」(岡山市)の三宅裕二さんはそう語っています。

練習では体の可動域を広げるために、エアロビクスや新体操に似た動きを取り入れて練習を重ねていました。また、忍耐力を鍛えるため、壁倒立を1時間こなす練習もしていたそうです。

【柔道】阿部一二三 選手

エネルギッシュで人一倍元気な子どもだった阿部一二三選手。父の浩二さんは、体を動かすことが向いているのではと考えていたそうです。そこで、阿部選手が年長のときに「兵庫少年こだま会」に入会させたことがきっかけで、レスリングの道に進むことに。

父の浩二さんは、阿部選手と一緒に心肺能力を鍛えるために公園を走ったり体幹を鍛えるトレーニングをしたりと、勝つために何をしようか一緒に考え、その練習にも付き合っていたそうです。

母の愛さんは、食事面で阿部選手を支えるために体によさそうな野菜や煮物などを5~6種類くらいつくって食べさせていたと話しています。ご両親共に柔道経験者ではありませんが、親としてできることを考えて実践されていたようです。

【スケートボード】吉沢恋 選手

4つ上の兄がスケートボードをしていたことで7歳からスケートボードをはじめた吉沢恋選手。吉沢選手がスケートボードをはじめた場所は、相模原市にある「小山公園ニュースポーツ広場」のスケートボードエリア。ここは、トップクラスのスケートボード選手が集う場所です。最初は家に近いからという理由で通っていました。

母のしのぶさんは、スケートボードが上手なお兄さんやお姉さんたちに囲まれ、互いに高め合う環境に恵まれていたと感じているそう。近くには、所属先のスケートボードショップもあり、そこのスクールにも通って、技術を高めていました。

【スケートボード】堀米雄斗 選手

スケートボードをしていたお父さんの影響で、堀米雄斗選手は赤ちゃんのときからスケートボードに触れていたといいます。実際にスケートボードに乗った記憶があるのは、堀米選手が5~6歳のときだそうです。はじめた当初はスケートボードに乗る感じではなく、ボードの上で遊ぶように座ったり、寝そべったりしていたとのこと。

お父さんに連れられて行った公園で、大人がスケートボードをしているのをみて、次第に自分もボードに乗るようになったそうです。うまくできないときは、周りの人たちが乗りかたを教えてくれて基本的な技を身につけていきました。幼少期は競技という認識はなく、ただの遊び道具のひとつだったそうです。

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2024年パリオリンピックで活躍した堀米雄斗選手の初めてのフォトエッセイ。堀米選手がどのようにスケートボードに出会ったのか、どのようにアメリカでプロスケーターになり金メダリストとなったのかなど、本人が飾らない言葉で書き下ろしています。また、ロサンゼルスでの練習風景やプライベートの写真まで盛りだくさん。堀米選手の魅力がつまった一冊です。

【フェンシング】加納虹輝 選手

加納虹輝選手がフェンシングをはじめたのは10歳のとき。北京オリンピックで男子フルーレ個人に出場していた太田雄貴選手が、フェンシング競技で日本初の銀メダルを獲得したのをテレビでみて、そこからフェンシングをはじめたそうです。

加納選手はもともと体操をしていた選手で、体操でオリンピックを志していました。しかし、幾度のケガもあり、フェンシングへと競技を変更。子どものころは、自宅で5円玉を突く練習を重ねていたそうです。

【卓球】早田ひな 選手

姉の影響で4歳から卓球をはじめた早田ひな選手。早田選手はもともと右利きなので、卓球をはじめた当初は、右打ちの選手でした。だいたい1カ月もすれば球が当たる感覚がつかめるそうですが、早田選手は3カ月たってもボールを飛ばすことができなかったそう。そんなとき、早田選手が当時通っていた「石田卓球N+」(北九州市)で指導していた石田千栄子さんが、早田選手の利き足が左だということに気づきます。利き手と利き足が反対だとフォームが安定しないということで左打ちに変えることになりました。

また、早田選手は継続する能力が優れていたそう。牛乳を飲むように言うと毎日1リットル飲んだり、走るように指示すると毎日3キロランニングしたりするような子どもだったのだとか。早田選手に休むように言っても休まず、雪が降る日も走っていました。

【ゴルフ】松山英樹 選手

父である幹男さんの練習について行ったことがきっかけで、4歳からゴルフをはじめた松山英樹選手。松山選手は、おもちゃなどには執着心がない子どもだったそうです。しかし、ゴルフだけは飽きることなく、ひたすらボールを打って遊んでいました。

そんなゴルフに夢中になったいる息子を見て、幹男さんは自分がうまくなって上の世界を見せてあげたいと決心。アマチュア選手となり、強い選手が活躍する大会にまだ子どもだった松山選手をキャディとして帯同させました。そこでトップクラスの選手の技術やメンタルを間近で感じさせたかったと話しています。

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これまで何度も出版を断ってきた松山選手が、マスターズを制覇したことでついに刊行となった自叙伝。どのようにゴルフと出会ったのか、マスターズ制覇までの道のりはどのようなものだったのかがわかる一冊です。トップアスリートである松山選手の、今まで明かしてこなかった胸の内が語られています。成功談だけでなく、松山選手の経験やゴルフ人生で感じたこと、学んだことが語られています。ゴルフが大好きな方はもちろん、これから何かに挑戦しようとがんばっている子どもたちにもおすすめです。

今からはじめよう!子どもにおすすめの習い事3選

2024年パリオリンピックで活躍した選手の幼少期の家庭での過ごし方や習い事は、それぞれの選手で違いますね。

ここからは子どもに習い事をはじめさせたいと考えている方のために、「学研教育総合研究所 幼児白書Web版(2022年9月調査)」でランキングトップ3の習い事についてご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

学研教育総合研究所|幼児白書Web版 2022年9月調査

https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/k202209/chapter7/01.html

1位|水泳

水泳は、男女共に人気が高い習い事です。全身の筋肉を使うことができ、心肺機能を高めることができます。水泳をすることで、運動をするのに必要な基本的な体力や技術を身につけられるでしょう。また、親子で楽しめる水泳教室も0歳からはじめられるので人気があります。

水泳教室では進級テストがあるところがほとんどです。ときには進級できずに落ち込んでしまうことも。そんなときでも同じ失敗をしないためにはどうしたらいいか、次はどうしたら合格できるのか考えることで、前向きにとらえる力が身につきます。もちろん、進級していくことが自信にもつながっていくでしょう。

2位|英語塾・英会話教室

グローバル化が進み、多くの外国人が日本を訪れたり、反対に外国に留学したりする機会が増えてきたなか、英語は必須だと考える親は多いでしょう。小さいころから子どもが英語に触れる機会を与えることで、就学後も英語に抵抗なく取り組むことができるのも人気のポイント。幼児向けの教室では、歌や体を使ったカリキュラムになっている場合もあるので、楽しく英語学習ができるでしょう。

3位|体操教室

体操教室では、基礎体力や柔軟性などの向上が目指せます。柔軟性を高めることで日常生活だけでなく、他の運動をした際のケガを防止できる効果も。また、自分の体をうまくコントロールして使えるようになり、自分が思った通りの動きができるようになります。体操をすることで体幹も鍛えられ、バランス力もアップしますよ。

さらに、体操は動作一つひとつにリズムが重要です。そのため、リズム感を養うこともできるでしょう。リズム感は音楽やダンスだけでなく、他のスポーツをするのにも役に立ちます。

さいごに

2024年パリオリンピックで活躍した選手たちは、最初からメダルを獲得した競技に専念していた選手もいれば、はじめた当初は遊び感覚だったという選手も。家庭環境や練習環境も選手によってさまざまです。

これから自分の子どもにも何か習い事をさせたいけれど、何がいいのかと悩んでいる方も多いでしょう。まずは、子どもの好きな分野、得意な分野を改めて考えなおしてみるとよいかもしれません。そのうえで、子どもの特徴や長けている部分を見極めて、サポートできる環境づくりからはじめてみましょう。

参考サイト


    この記事の著者
    岩本なみえ(peekaboo)
    ライター
    0歳と2歳と4歳の3兄妹を育てるママです。毎日ケンカが絶えないですが、楽しみながら子育てすることを心がけています。3人の子育て経験が役に立つような記事が執筆できたらと思います。
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