世間には「スマホ育児は悪いもの」という風潮がありますが、実は短時間なら問題ないという専門科が多いそうです。そんなスマホ育児には、どんなメリットがあるのでしょう？

家事などで手が離せないときや、公共の場で子どもに静かにしてほしいときなど、ついスマホに頼る人も多いのではないでしょうか？どうにもならないような場面で短時間スマホに頼ることは、親の育児によるストレスを軽減することができるはずです。

親が育児に対するストレスに追い詰められているよりも、短時間スマホに助けてもらって、子どもと笑顔で向き合えるほうが、子どもにとってもいいのではないでしょうか？

子どもはスマホの知育アプリなどから、社会のルールや日本の伝統、言葉などのさまざまなことを学ぶことができるでしょう。教育の一環として、スマホを活用する家庭もありますよ。

次は、スマホ育児のデメリットについてなのですが、実はスマホが子どもに与える影響に医学的な根拠はないといわれています。ただスマホが普及し始めてまだ間がないため、子どもへの影響は将来証明されるようになるかもしれません。

長時間スマホを使用し続けると、視力の低下を招いてしまう可能性があります。スマホの1回の使用時間は15分程度にとどめ、スマホを使ったあとは目を休ませてあげるようにしてくださいね。

またスマホはテレビと比べて、画面との距離が近いもの。子どもが画面にあまり目を近づけすぎたり、暗い場所などでスマホを観たりしないよう注意が必要です。

子どもは、自分でスマホの使用時間を調節することはできません。そのため、スマホの使用時間がどんどん伸びて、スマホに依存するようになる子どももいます。すぐに子どもがスマホを使いたがったり、取り上げると機嫌が悪くなったりするときは、依存の傾向があるかもしれません。

寝る前にもスマホをつかわせていると、スマホの画面から出ているブルーライトの影響で、寝つきが悪くなったり、眠りの質が悪くなったりする可能性があります。それによって、子どもが睡眠不足に陥ってしまうかもしれません。

子どもにスマホを使わせるときは、どのようなことに注意すればいいのでしょう？

子どもにスマホを使わせるときは、だらだらと長時間与えず、あらかじめ時間を決めておきましょう。「電車を降りるまで」「一つの動画を見終わるまで」など、明確なルールを決め、それを必ず守らせるようにしてくださいね。

「あと少しね」とルールを破ることを許容してしまうと、ずるずる使用時間が伸びていってしまうことがあるので注意しましょう。

インターネット上には、子どもが見るのに不適切な内容の動画などもあふれています。そんな危険から子どもを守るためにも、子どもにスマホを使わせるときにはセーフサーチなどを利用するようにしましょう。子どもがどんなものを観ているのか、こまめに確認することも大切です。

また子どもが誤操作でクレジット決済などをしてしまわないよう、クレジットカード情報などはスマホに入れないようにすることも忘れないでくださいね。

子どもにスマホの使用時間を制限しようとしても、大人が長時間スマホを使っていれば子どもも使いたがるもの。また大人がスマホばかり見ていると、子どもは「ママやパパは僕よりもスマホのほうが大切なんだ」と感じてしまうかもしれません。

子どもの前では大人もスマホの使用はなるべく控え、子どもとのコミュニケーションの時間を大切にしてあげましょう。

子どもにスマホを見せることに、抵抗を感じる人も少なくありません。積極的に子どもにスマホを使わせる必要はありませんが、困ったときに短時間スマホに頼ってもいいのではないでしょうか？スマホを子どもに使わせるときは、きちんとルールを決めるようにしましょう。