いざという時に役立つ!防災ピクニックで子どもの命を守ろう
防災ピクニックとは?
防災ピクニックとは、家族の楽しいイベントを防災仕様にアレンジした防災術です。ピクニックのコースとして避難ルートを歩いて避難所の場所を確認するといいですね。お弁当の代わりに非常食を食べ、わが家の備えが家族のメンバーに合ったものかどうかチェックしましょう。
防災ピクニックは、災害時、楽しいアウトドア体験が命を守ったという体験談から生まれました。発案元の「NPOママプラグ」は「防災ピクニックはトライ&エラーを楽しみ、失敗に学ぶ防災企画です」と言います。
ママプラグが実際に防災ピクニック行ってみて、以下のことに気づきました。
- 子どもたちの運動能力は、運動場などあくまでも整えられた環境の中でのものであって、砂利道・でこぼこ道では、いつもの元気が発揮できないこと。
- しかし、でこぼこ道や山道は、ハイキングに何回かいけば上手に歩けるようになったこと。
- 非常用ホイッスルは3歳児ではなかなか上手に鳴らせないけれど、少し練習すれば、コツがつかめできるようになって、大きな音が出せるようになったこと。
- 子どもたちは、大人が想像する以上に、色々なことの習得が速いこと。
『防災ピクニックが子どもを守る!』は大変役立つ本なので、一家に一冊備えておくことをおすすめします。
この本は、かわいい4コママンガをふんだんに盛り込んで、子どもと自分を守るために知っておきたい防災の知識をわかりやすく紹介しています。
本の前半分では状況別・災害別に命を守るための行動や備えについて、後の半分では、非常時に役に立つ調理法や備蓄法、レシピが非常に丁寧に掲載されています。
目からウロコ!!といった情報ばかりです。
防災ピクニックってどうやってするの?
簡単です!!
家族みんなが集まることができる休日に、各自が持てる避難グッズを持って、1次避難場所になっている近所の公園にピクニックに行くだけです。
- 集合場所はここ
- 非常食の味はどう?
- 1回の食事で飲む水の量は?
- 他にあったら良かったものは?
- 量は充分だった?
- 忘れ物はなかった?
など、気づくことがたくさんあると思います。
非常食の賞味期限はついつい切れてしまうものです。
防災ピクニックの機会に非常食を更新しましょう。
防災ピクニックは一度でおしまいではなく、何度も行うことで、コツがつかめ、そのたびに新たな発見・改善点が見つかります。
防災ピクニックはこんな家族におすすめ
防災に対して食料の備蓄には関心があるけれど、「やらなくては」と思いながらも、面倒だったり、時間やお金がかかるという理由で後回しになっていませんか?
次の項目に当てはまったら、要注意ですよ。
- 防災が他人事になっている
- 防災グッズをセットで購入し、そのままになっている
- 非常食を試食していない
- 避難所に行けば何とかなると思っている
- 緊急時の連絡方法は何となく決めている程度
さいごに
以上、日本で頻繁に起きている地震や津波、台風、火山の噴火などの災害に備えて、防災ピクニックをご紹介しました。防災ピクニックは災害時に役立つサバイバル術を楽しく学ぶ良い機会になります。家族や友達とのイベントの1つとして、思い出を作りながら防災力を高めることができるので、是非、トライしてみてくださいね。