小学校入学準備はいつから?入学前に身につけておきたい能力と勉強方法
小学校入学前に身に付けておきたい能力
小学校入学までに、子どもにどのような能力を身に付けさせればいいのでしょうか?
集中力
小学校の授業は、1時限につき45分。その間、授業に集中して先生の話を聞く必要があります。そのため家庭でも、机に向かう時間を持つようにして、座って物事に取り組むトレーニングをするといいでしょう。
また勉強に対して好奇心を持ち、学ぶことの楽しさを教えることも大切です。勉強に苦手意識をもってしまうと、小学校自体を楽しめなくなるかもしれません。
時間管理能力
小学校は、時間割でスケジュールが細かく決められています。そのため、時間を見ながら自分の行動を管理することが大切になってきます。時間の感覚を身につけておくと「休み時間が短いから、早めにトイレに行っておこう」などと計画的に行動できるようになるでしょう。
持ち物管理能力
小学校では、自分の持ち物は自分で管理します。幼稚園や保育園では、忘れ物をすると園から貸してもらえることも多いですが、小学校ではそうはいきません。前日に持ち物をしっかりと確認し、登下校中などに落とし物をしないように注意が必要です。
年長になるころには、幼稚園や保育園の荷物をある程度自分で管理させておくといい練習になるのではないでしょうか?
読み書き能力
入学する前から、ひらがなの簡単な読み書きができる子は多いです。そのため、ひらがながまったくわからないと、勉強のスタート地点で出遅れてしまうことも。自分の持ち物を把握するためにも、少なくとも自分の名前くらいは読めるようになっておいたほうがいいかもしれません。
小学校入学準備としてやっておきたい勉強
小学校入学準備として、具体的にどのような勉強をしておくといいのでしょうか?
運筆練習
幼稚園や保育園などでお絵描きをする機会も多いですが、実は鉛筆を正しく持って使うことができない子どもは7割もいるといわれています。正しい持ち方ができないと、手が疲れやすくなったり姿勢が悪くなったりすることがあります。
正しい持ち方ができているほうが、スムーズに文字の練習も進めることができるでしょう。正しい持ち方に慣れるまでは、線や〇などの形をバランスよく書く練習することをおすすめします。
ひらがなの読み書き
ひらがなよりもカタカナのほうが形がシンプルで覚えやすそうに感じますが、入学してから使う頻度が高いのは圧倒的にひらがなの方です。ひらがななどの文字を教えるときは、形だけ教えるのではなく、正しい書き順で書けるようにサポートしてあげましょう。後々矯正しようとするほうが、難しいものですよ。
時計の読み方
時計には長針・短針・秒針の3つの針があり、多くの子どもが混乱してしまうもの。最初から細かい時間を教えるのではなく、1時間単位、30分単位と段階を追って教えていくといいでしょう。
細かい時間がわからなくても、時計を見て行動する習慣を身に着けられるよう、日常生活の中に時計を取り入れていきましょう。
数の数え方
数の数え方を教えるときは、生活の中で意識させるのがおすすめです。「10数えたらお風呂からあがろうね」「いちごは何個あるかな?」などと声掛けをして、楽しみながら数を覚えていけるといいですね。足し算や引き算は入学してからでも大丈夫ですが、子どもが興味を示すようなら教えてあげてもいいかもしれません。
小学校入学準備としての勉強方法
小学校入学準備の勉強は、どんな方法で行えばいいのでしょうか?
タブレット教材
近年増えてきているタブレット教材は、年長の冬頃からスタートする新1年生向けコースを選ぶ家庭が多いです。幼児向けのコースもあるので、早めに開始してもいいですね。共働き家庭など、子どもの勉強に親がつきっきりになれないときにも、タブレット教材はおすすめです。
入学してからも引き続き使えるものがほとんどなので、家庭学習のサポートとして活用してみてはいかがでしょうか?
紙教材
ドリルなどの紙教材は、100均などでも販売されているので手軽に始められるでしょう。子どもの好きなキャラクターのものを選ぶなど、子どもが勉強を楽しめるような教材を探してもいいですね。
幼児教室
入学準備として、ベビークモンなどの幼児教室を利用する家庭も少なくありません。費用や内容はもちろんですが、教室の雰囲気や通いやすさもチェックして教室を選ぶことをおすすめします。
さいごに
ひらがなや数の数え方など、大人にとっては簡単なことでも子どもにとっては難しいもの。なかなかうまくできないからと叱ってしまうと、子どもが勉強に苦手意識を持ってしまうかもしれません。できなかったことではなく、できたことに注目し、たくさん褒めながら長い目で見守っていきましょう。