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子どもでもできる社会貢献、ヘアドネーションについて親子で考えよう!

望月えりか
2023/10/02 07:10
有名人なども参加していることにより、注目が高まっているヘアドネーション。ヘアドネーションは、寄付する際の年齢制限がなく、髪の毛を伸ばすだけでできる手軽さが特徴です。しかし、ヘアドネーションという言葉はなんとなく知っているけれど、寄付した髪の毛の行方や詳細は知らないという方も多いでしょう
そこで今回は、寄付した自分の髪の毛はどうなるのか、どんな人が自分の髪の毛を必要としているのか。実際に髪を伸ばす時の注意点などを紹介します。わが子がやってみたいと言った時のために、ヘアドネーションについて学んでみませんか。

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションとは、白血病や小児がんなどの病気や不慮の事故をきっかけに髪の毛を失った18歳以下の子ども達に、医療用ウィッグの素材として無料で髪の毛を寄付するボランティア活動の一つです。近年、日本でもヘアドネーションの知名度が高まっており、子ども~大人までさまざまな方が活動に参加しています。ヘアドネーションで作った医療用のウィッグは、全て人毛でできているため質感や見た目がとても自然なのが特徴です。


ヘアドネーションは性別や年齢、国籍など関係なく「髪の毛を失った子どものために役にたちたい」という気持ちで行われています。ご自分の髪の毛を伸ばすだけで寄付ができるため、最近では社会貢献活動として子どもが参加することも増えてきているのが特徴です。このような活動により、髪の毛がなく「学校へ行きたくない」「人に会いたくない」などの悩みを抱える子どもたちを手助けすることができます。

医療用ヴィッグとファッションヴィッグの違い

医療用ウィッグは「長時間付けていても疲れない」「ネット部分の通気性と伸縮性がよい」など機能性や見た目の自然さなどを追求し、普段の生活を送れることを目的として作られています。それに対しファッションウィッグは、イメージチェンジやおしゃれを楽しむために使われることが多いため、全く用途が異なるウィッグといえるでしょう。

ヘアドネーションはどんな団体が行っているの?

 ヘアドネーションは、アメリカの団体である「Look of Love 」が行っていた活動で、日本では「NPO法人Japan Hair Donatain&Charity  」が最初に始めました。今では、「特定非営利活動法人 Japan Hair Donatain&Charity」 に加え、「株式会社グローウィング つな髪プロジェクト」「特定非営利活動法人HERO 」の3団体がヘアドネーションを国内で主催しています。

ヘアドネーションの流れ

 ここからはヘアドネーションを行う流れについて、詳しく説明していきます。  

美容室を決定する

 髪の毛が規定の長さ以上になったら、Japan Hair Donatain&Charityに賛同しているサロンもしくは、行きつけのサロンで髪の毛をカットしてもらいましょう。賛同サロンは各団体のホームページから検索ができます。予約する時は必ず、ヘアドネーションを行いたい旨を伝えることを忘れないでください。


行きつけのサロンで行う場合は、ヘアドネーションを行ったことがない美容師さんの可能性があります。ヘアドネーションには細かい指定があるため、髪の毛をカットする前にJapan Hair Donatain&CharityのHPにある「ヘアドネーションの方法」を読んでいただき了承を得てから行うようにしましょう。正しいやり方でカットされているか不安な場合は、賛同サロンで行うと安心です。

寄付する髪の毛の長さを決めておく

寄付するには31cm以上の髪の毛の長さが必要になります。31cm髪の毛をカットしてしまうと、「短くなりすぎてしまい思っていた髪型にならない…」といったこともあるので、美容師さんに最終的な長さを相談すると良いでしょう。

ヘアドネーションカットをする

 ヘアドネーションカットは、髪の毛を小さい束に分けてゴムで強く結び、結び目から1cm上をカットします。束が太いと切り口がまっすぐにならず、長さを確保できなかったというケースもあるので注意が必要です。  

ドナーシートに記入

 Japan Hair Donatain&Charityでヘアドネーションカットを行った場合は、寄付する人の情報や髪の毛の状態を記したドナーシートが必要になります。ドナーシートは任意のため、ご自身の判断で行ってください。

髪の毛を発送

切った髪の毛は、一人ごとの毛束にしてまとめて発送します。賛同サロンであっても、美容院ではなく個人で、髪の毛を持ち帰り発送を行わなければなりません。「テープで貼らない」「アルミホイルやラップでくるまない」などの注意点もあるので、各主権団体のHPを送る際は確認すると良いでしょう。またJapan Hair Donatain&Charityとのソーシャルコラボレーションで、和歌山刑務所内にある白百合美容室では社会復帰の支援として、切った髪であるドネーションヘアの仕分け作業を行っています。直接、白百合美容室に郵送することはできますが各主権団体と異なる点もあるので、必ずJapan Hair Donatain&Charityのホームページを確認してください。


注意点として発送している最中にほどけてしまうこともあるため、毛束をまとめるには必ずゴムを使うようにしてください。発送前にもしっかりと結ばれているか、チェックするようにしましょう。

どんな髪の毛なら寄付できるのか

寄付できる髪の毛にも決まりがあり、ただ伸ばせば寄付できるといったものではありません。髪の毛を寄付する時の条件を以下で見ていきましょう。

31cm以上の長さが必要

 フルウィッグを作る工程の中で、半分に折ってV字にした髪の毛をベースの生地に植毛するため31cm以上の長さが必要です。ご自分の髪の毛がくせ毛の場合は、軽く伸ばして測るようにしてください。

髪の毛が完全に乾いている状態であること

ヘアドネーションを行う際は、シャンプーをする前にカットしましょう。シャンプー後だと、毛束の内部に湿気が残ってしまい雑菌やカビが繁殖する原因になります。。  

パーマやカラー、ブリーチヘアでもOK

ヘアドネーションは、カラーをしていても白髪でも問題ありません。軽く引っ張って切れてしまうようなダメージがなければパーマや縮毛矯正、ブリーチヘアをしている髪の毛でも寄付することが可能です。

集まった髪の毛はどうなるの?

 ヘアドネーションで集まった髪の毛は、医療用のヴィッグに用いられます。髪の毛の長さによって、制作可能なウィッグが異なりますので、長さ別に見ていきましょう。

長さが15cm~31cm未満

 髪の毛の長さが15cm~31cm未満だと、フルウィッグは作ることができません。そのため、帽子の下に付けるインナーキャップウィッグとして使用します。キャップやニット帽、ベレー帽などご自分の好きな帽子の下に付けられるので、少しの外出や病院内の移動などに適しているウィッグといえるでしょう。


このように短い長さの髪の毛でも寄付の行為を無駄にしないようにと、インナーキャップウィッグ以外にも、シャンプーなどを開発しているメーカーの評価毛として使用されていたこともあります。しかし、2019年から寄付を一時休止しているので、事前にしっかり確認しておきましょう

長さが31cm~51cm

 基本的に31cm~51cmの長さだと、ショートヘアやミディアムヘアのフルウィッグの素材として使用されます。半分に折ってV字にした髪の毛をベースの生地に植毛するため、31cmの長さだとだと15cmのショートヘアからミドルヘアくらいのウィッグを作ることができます。

51cm以上~

 51cm以上になるとロングヘアのウィッグとして理想的です。約6cmあるとロングヘア、約5cmでセミロングのウィッグを制作が可能です。医療用ウィッグを必要としている18歳以下の女の子は、ロングヘアやセミロングウィッグを希望することがほとんどといいます。51cm以上の髪の毛を伸ばすのは、とても大変ですがチャレンジしてみるのも良いですね。

子どもがやってみたいと言ったら?保護者が留意すること

ヘアドネーションに参加するのに年齢制限がないので、子どもも参加できます。しかし、いくつかの注意点があるため、ここから詳しく見ていきましょう。

まずは保護者がヘアドネーションに勉強を

31cm以上の髪の毛を寄付するには少なくとも2・3年はかかるでしょう。


子どもがヘアドネーションに参加したい希望がある場合は、長期間になるので保護者がしっかりこのボランティアについて学び、「なぜ寄付をするのか」「どのような人の役に立つのか」などを説明できることが必要です。


また、ロングヘアをキレイにキープすることは子どもだけだと難しいため、保護者はシャンプーやドライヤーなどの細かなサポートをしてあげてください。また、小さい子どものロングヘアは物に絡まってしまったり、食事の時に食べ物と一緒に口に入ってしまったりなどのデメリットもあるので、よく考えてから行うようにしましょう。

ヘアドネーションカット後にしたい髪型を聞く

 ヘアドネーションを行うと一度に31cm以上の髪の毛をカットするため、髪が短くなり、子どもはビックリしてしまうかもしれません。その後、「こんな髪型はイヤ!」と言ったことがないよう、ヘアドネーションを行う前にカット後のなりたいイメージ話し合っておくことが大切です。美容師さんにお願いする時は、写真などがあると失敗が少なくなります。

さいごに

 今回は、ヘアドネーションについて詳しく解説してきました。ヘアドネーションは、怪我や病気などの理由でウィッグを必要とする子どもたちのために始まった活動です。カラーやパーマをしたことがない髪の毛だけが対象だと思われがちですが、そんなことはありません。カラーやパーマなどをしていてもすることができ、年齢や性別、関係なく参加できます。また、大人だけでなく、子どもも参加できるので、年齢やライフスタイルに合わせて無理のない範囲で社会貢献をしてみてはいかがでしょうか。きっと誰かの役に立つ喜びを感じることができるはずです。

必要なことは髪の毛を伸ばすだけです。この記事をきっかけに、親子でヘアドネーションについて学んでみてはいかがでしょうか。

参考サイト

    この記事の著者
    望月えりか(peekaboo)
    ライター
    ブライダル業界での勤務経験を経て現在は0歳の男の子の育児に奮闘中。ブライダルで関わってきた、美容やお花・写真などの知識や情報はもちろん、子育て中の方にも役立つ情報もお伝えしていきます。
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