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子どもの好き嫌いは克服できる?小さいうちから始めるべき食育ポイント

優里
2024/04/25 00:04
子どもの好き嫌いについて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。子どもには栄養バランスの摂れた食事を食べてもらいたいものですが、無理に食べさせようとするのは逆効果になってしまうことも。今回は、子どもの好き嫌いが起こる原因や対処法、幼児期から始められる味覚の教育についてご紹介します。

子どもの好き嫌いが起こる原因

まずは、好き嫌いが起こってしまう原因についてお伝えします。

【原因1】危険を察知する能力の発達

子どもの好き嫌いのはじまりは、個人差はありますが、1歳半〜2歳ごろです。この頃、身体に害を与えるものを排除する本能が働くようになるので、好き嫌いをするようになります。ピーマンやレモンのような、苦味や酸味のある食べ物は、身体に悪いもの・腐っているものと味が似ているため、特に避けるようになるのです。

危機管理能力として備わっている本能であり、反対に、甘味や旨味は生きていくのに必要なエネルギー源となるタンパク質を構成する栄養素なので、好んで口にする傾向があります。

【原因2】敏感な子どもの味覚

好き嫌いの原因のひとつとして、子どもの味覚が敏感であることもあげられます。舌には甘味や苦味、酸味などを感じる味細胞の味蕾という味覚センサーがあります。味蕾の数の多い子どもの味覚感度は、大人の約3倍といわれていて、酸味や苦味もそれだけ強く感じてしまうのです。大人が問題なく食べられるものであっても、子どもにとっては食べにくいことがあるでしょう。

【原因3】食べたときの経験

魚を食べていて骨が喉に刺さってしまったり、食べずに残して怒られてしまったりと、嫌な経験から好き嫌いがはじまることもあります。この食べ物には嫌な思い出があるという先入観から、特定の食材が苦手になってしまうのです。


誰と何をどんな雰囲気で食べるのかも重要です。大人であっても、1人で食事をするより大勢で食事をする方が、同じものを食べていても美味しく感じたりすることがありますね。食べることと心で感じることが深く繋がっているため、食事の時間の経験は好き嫌いに繋がりやすいのです。

ほかにも子どもの好き嫌いにはいろんな理由がある!

味や思い出からくる食材嫌いのほかにも、子どもにはその食べ物が嫌な理由がいろいろあります。嫌いな理由として考えられるものを以下にまとめました。

  • 見た目:ナスの色がちょっと嫌、エビの見た目が怖いから食べられない、など
  • 食感:きのこのぐにゃっとしたのが苦手、どろっとしたとろろが嫌い、など
  • 食べやすさ:魚の骨を取るのが面倒で食べない、など
  • その他:友達の真似、そのときの気分、甘えたい(ママの料理なら嫌だと言える)、など

なぜその食材を子どもが嫌いなのかを理解してあげましょう。それがわかれば、どのように対応したらいいか考えられます。

子どもの好き嫌いをなくす方法

子どもの好き嫌いを克服するためのアドバイスをお伝えしていきます。

食事の時間を楽しくする

子どもに食事時間を楽しく感じてもらうことで、好き嫌いを減らしていける可能性があります。楽しかった事を話しながら食べたり、「僕はにんじん!お口に入れてくれる?」とママが演技をしてあげたりするのもおすすめ。

また、子どもの「食べたい」意欲を育てるために、大人が美味しそうに食べているところを見せることも効果的です。

ごはんの準備を子どもと一緒にするのもいいでしょう。子どもが嫌いな食材に親しみを覚え、興味を持つこともあります。さらに、お手伝いができたという達成感から、次は食べることに挑戦しようという意欲を育てることもあるのです。

食材や盛り付けのアレンジをする

例えば、子どもが食卓にだしたにんじんを食べなかったとしても、にんじんの味付けや料理方法を変えてアレンジし続けることが大切です。煮てだめだったら炒めてみたり揚げてみたり。大好きなカレー味にするのもいでしょう。出した食材を食べなかったとしても、いろいろな方法で試してみるのがおすすめですよ。一度だして食べなかったからと、その食材を子どもの前に出さなくしてしまうと、食材から離れてしまい、余計食べることに抵抗をもってしまう可能性があります。

また、野菜を星などの形に型抜きしたり、ブロッコリーをツリーのように飾って食卓にだしたり、見た目をアレンジするだけでも効果が期待できます。コース料理のように大きな器に少しだけ盛り付けをして食卓にだすことや、お弁当箱にごはんをつめてあげるなど、普段とは違う演出をしてみるだけでも、食べなかった食べ物を食べてみようと考えることもありますよ。

食べるべき理由を伝える

子どもが言葉を理解できるようになったら、嫌いなものも食べた方がいい理由を説明してあげましょう。「これを食べれば身体が丈夫になるよ」など、子どもが納得できるように説明するのが効果的です。クイズ形式で問いかけてみるのもおすすめです。子ども自身が納得することで、嫌いなものも食べるようになることがありますよ。

苦手な食べ物を育ててみる

食材に親しみを持ってもらうためにも、苦手な食材を育ててみることもおすすめです。なかには実際に、トマトやナスを育てたり、遠足でサツマイモの収穫をしたりする保育園や幼稚園もあり、「いつ食べられるのかな」「食べるのが楽しみだね」などと興味深く植物の成長を見守っている姿がみられるのです。お家の庭やベランダなどで簡単に始められる野菜から試してみるのもいいですね。

無理に食べさせない

子どもは苦手なものを無理やり食べさせられると、その食べ物が余計嫌いになってしまうことがあります。それだけではなく、食事自体を苦痛に感じてしまい、食事することを避けてしまう可能性もあります。無理やり食べさせることはせず、好き嫌いに向き合いながら工夫をしていきましょう。

食べ物に興味をもってもらうきかっけに!

味覚教育という食育はご存知でしょうか。ここからは、子どもが食べ物に興味をもつきっかけとなるような味覚教育をご紹介していきます。

味覚教育とは?

食育のひとつの方法である味覚教育。味覚教育で大切なことは、味覚や嗜好の形成に重要な時期である11歳までに、食べることが楽しいなどの食に対する興味や関心を引き出すことです。食べ物に興味や関心を持ち、自分で食べたいものを選んでいくことは、身体の健康にはもちろん、心も幸せになり、生きていく中でプラスになっていきます。

毎年フランスで子ども向けにおこなわれている「味覚の一週間」

1990年当時、フランスで問題になっていた子どもたちの食文化の乱れ。それを改善に導くために開催されたのが「味覚の一週間」です。フランス料理の素晴らしさを発見し学習する場として、さまざまなイベントが開催されています。

子どもたちに対する味覚教育から、全国民向けのイベントに変化した「味覚の一週間」。現在は、フランス国内の企業だけではなく、国民教育省などの政府機関も参画する、今後も期待できる食育へと成長しています。

2011年から日本でも首都圏を中心に実施

味覚の大切さを子供たちに促す食育運動でもある「味覚の一週間」は、2011年から日本でも実施されています。毎年10月一定期間おこなわれていて、有名料理店のシェフなどプロの料理人が学校を訪問。子どもたちに五感を通じた授業をしているのです。子どもに発言してもらうことを大切にしていて、味覚について気づくことのできる授業が、子どもの食べ物への興味関心を促し、好き嫌いをなくすことにつなげています。

味覚教育の一部をご紹介

小学生向けの味覚の授業について少し見てみましょう。例えば、シェフたちは子どもに実際の食材を見せ、触ったりにおいを確認させたりします。洋菓子のシェフならサトウキビやカカオを、フレンチのシェフならスダチやシイタケなど。その中で五感や五味について習い、また食料のサステナビリティについても教えてくれます。食べて感じて考えて、「味わう」ことに集中できる内容になっています。

自宅でも、おうちにある食材で甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の五味を堪能してみましょう。例えば、うま味成分であるグルタミン酸豊富なミニトマトは、うま味以外にどんな味がするでしょうか。また、かぼちゃをゆでたり炒めたり、いろいろな方法で調理してみて、どの方法が一番甘いか食べ比べてみてもおもしろいですね。

苦手な食材も、さまざまな食材と比べながら食べていくようにしてみると、美味しいと感じるきっかけになるかもしれません。

子どもの好き嫌いに向き合うとき親が注意したいこと

味の感じ方は人それぞれで、自分には自分の感じ方があり、人には人の感じ方があるということを理解したうえで、子どもに接していくことが大切です。例えば、親である

大人は、これまで食べたことのあるものから食べ物の味をイメージしやすいですが、子どもは経験が少ないです。食べてきた料理や種類の量は、親子では差があります。育った環境も違うので、自分の子どもであっても、好き嫌いは人によって違いがあるのです。この違いを理解し、親子で食に触れていくことで、子どもは自分自身の感じ方があっていいのだと実感もしていきます。


味覚教育は、単に好き嫌いをなくすことだけではなく、自己肯定感の育成や他者の意見を受け止める他者理解にも繋がるのです。

さいごに

本能的な感覚や味覚の敏感さなどから、子どもに好き嫌いがあるのは当たり前です。子どもの気持ちを受け止め、苦手な食べ物と同じ栄養価のある食材を与えたり、調理方法を変えるなどの工夫をしてあげたりすることが大切です。気持ちを楽に親子で楽しい食事時間を過ごせるよう、是非、この記事を参考にしてみてくださいね。

参考サイト

    この記事の著者
    優里(peekaboo)
    ライター
    もうすぐ2歳になる男の子を育てるアラサー母です。「自分の笑顔が家族の笑顔に繋がる」と、毎日楽しみながら笑顔で子育てをしていきたいと心に決めています!
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