楽しくトイトレをする方法&おすすめトイトレグッズ
トイレトレーニングを始める時期は?
子どもが産まれた時からずっと、毎日何度も「オムツ替え」をするのは、とっても大変。「早く子どもが自分でトイレに行ってくれたら楽なのに…」と思ったことがありませんか?しかし、子育てが初めての母親だと、オムツからパンツへの切り替え時期や、トイトレのやり方がよく分からずに戸惑ってしまいますよね。
一般的には、トイレトレーニングを始める時期は「2歳半~3歳」と言われています。1歳~2歳半までは、膀胱からオシッコが反射的に出る時期で、排尿をコントロールするのはまだまだ難しい時期です。
幼稚園によってはトイトレが完了していないと入園できない所もあるそうです。ついつい、早め早めにと焦ってしまいがちですが、トイトレは子どもの体と言葉の成長段階に合わせて少しずつ進めていくのがコツです。
トイレトレーニングの「はじめの一歩」
突然、トイトレを始めると、子どもも意味が分からずパニックになったり、嫌がったりしてしまう場合があります。トイトレをスタートする前の「1歳~2歳前半」に、トイレに行く意味が理解できるように機会を作りましょう。
子どもと一緒にトイレに行く
子どもがずっとオムツだと、トイレルームの中に子どもが入る機会が極めて少ない状態になります。まずは、親子で一緒にトイレに行ってみてください。親がトイレをしている所を見せ、ここは何をする場所かを理解させてあげましょう。
トイレがテーマの絵本を読む
次に、おすすめしたいのは、トイレがテーマの「絵本」を読んであげることです。絵本は可愛いイラストが描かれているので、子どもが絵を見てトイレに行く意味や工程が理解しやすいようになっています。繰り返し読むことができるので、しっかりと子どもが内容を覚えることができます。
家族がトイトレの絵本を読んであげることで、子どもとのコミュニケーションにもなります。子どもは親や家族の声に安心感を感じます。家族の声で絵本を読んであげることで、トイトレだけでなく言葉の発達、精神面での発達を期待することができます。
おすすめトイトレ絵本
それではおすすめの「トイトレ絵本」をご紹介します。
ノンタンおしっこしーしー
昔から親しまれている名作絵本「ノンタン」シリーズのトイレのお話です。
対象年齢0歳からで、絵本のサイズも約17×16㎝と小ぶり。絵本のページを子ども自らめくりやすいサイズ感になっています。
話の展開も、同じパターンでの繰り返しで単純シンプル。幼い子どもでも分かりやすい内容になっています。
ひとりでうんちできるかな
こちらも昔から発売されている名作しかけ絵本。親世代が、子どものときに親に読んでもらった方も多いかもしれません。
オムツからオマル、そしてトイレへ行く流れが勉強できるトイトレ絵本です。
トイレトレーニングのポイント
トイトレは子どもの様子を見ながら、急がずゆっくり進めることが大切です。言葉の発達段階としては、簡単な会話に対して「うん」「やる」「いや」など意思疎通ができる状態になってから始めるのがおすすめ。
始めのうちは、「トイレ行く?」「トイレ行ってみない?」と聞いてみて、子どもが行く意欲があるときだけでいいと思います。1日に1回または、数日に1回、オマルや補助便座にまたぐ経験をさせてあげましょう。時には、オマルや補助便座に座る事を嫌がったり、怖がったりする場合もあります。オシッコが出なくても、座るだけでも子どもをしっかりとほめ、トイトレ意欲を向上させてあげましょう。
おすすめトイトレグッズ3選
トイレに対しての悪いイメージが続くと、トイトレが当分の間、お休みになってしまいます。真夏や真冬だと、トイレでゆっくり練習ができずに、親自身もトイトレが億劫になりがちです。
もし、トイトレを嫌がる期間が続くときは、トイレに行く事が楽しくなるグッズを少し購入するといいですよ。子どもが好きなキャラクターのトイトレグッズもあるかもしれません。途端にやる気になる場合もあります。
レック トイレ トレーニングシート
手のひらサイズの紙で、トイレに貯まった水に置いて浮かべます。そして、その紙に向かってオシッコをかけます。すると、イラストが浮き上がるというトイトレグッズです。キッチンペーパーのような紙質で作られています。
トイレを嫌がる子どもに、この紙を渡して「紙の絵、見てみよう♪何が出るかな?」などと話しかけてみましょう。子どもがトイレに行くきっかけ作りになります。
サンスター文具 アンパンマン げんき100ばい よくできましたシール
キャラクターの可愛いシールです。トイレに行った後のご褒美にシールを子どもに貼らせてあげるといいですよ。
トイレで用を足して終わりではなくて、パンツやズボンを履いて、手を洗い、最後にこの「ご褒美シール」を貼るまでを一連の習慣にしていきましょう。
自主的にトイレに行って、諸々の工程を子ども自身でやりたくなるよう意欲を刺激できるトイトレグッズです。
アンパンマン 便座シート
冬にトイトレをする時期なら「便座シート」がおすすめです。
オマルや補助便座はプラスチック製が多いです。座れないほど凄く冷たくはなりませんが、ヒンヤリと冷たいので、子どもによってはトイトレの意欲が減ってしまうことも…。冬のトイトレ環境改善におすすめです。
我が家は、子どもの好きなキャラクターの便座シートにしてから、トイレに行く意欲が高くなったので買って良かったと思っています。
さいごに
トイレトレーニングは、突然始めるのではなく、子どもの発達に応じて段階的に進めていきましょう。まずは、子どもと一緒にトイレに行って、親が用を足す所を見せたり、トイレをテーマにした絵本を読んであげ、トイレは何をする所なのか教えてあげましょう。
もし、トイトレを嫌がるようになったら、トイトレグッズをうまく利用して、トイレに行く意欲を刺激してください。
排尿コントロールは、すぐできるものではありません。時々、子どもがトイレを失敗して、漏らしたりすることもあるでしょうが、優しく受け入れてあげましょう。
トイレに自分で行けるようになると、子どもも自信がつき、自己肯定感も高まります。子どもの身体的にも精神的にも成長するので、子どもの成長を楽しみながらトイレトレーニングをしていきましょう。