お受験を反対されたらどうする?家族が納得して受験に臨むには?
お受験に反対する理由とは?
幼稚園受験や小学校受験に否定的な人も少なくありません。その理由は人それぞれ異なりますが、下記のような理由で反対する人も多いようです。
★金銭面で不安がある
★公立を見下すなどの価値観の歪みが懸念される
★幼児期に子どもに勉強させることに抵抗がある
★お受験をすること自体にメリットを感じられない
とくに私立の場合は、金銭的に余裕のある家庭が通うイメージが強いことから敬遠する人が少なくないのかもしれません。
お受験をするメリット
そもそも幼稚園や小学校を受験すると、どのようなメリットがあるものなのでしょうか?自身がお受験のメリットを把握しておくと、反対する家族との話し合いの際に役立つことでしょう。
有利に進学しやすい
私立の幼稚園・小学校の場合、附属の中学校・高校・大学などにエスカレーター式に進学できる場合も多いといいます。ただし学校によっては「進学するためには試験に受からないといけない」などの条件が設けられていることもあるので、前もって確認しておくといいでしょう。
独自の校風・カリキュラムがある
公立小学校の授業は、文部科学省の指導要領に沿って行われますが、私立の場合は学校ごとに独自性のあるシステムが採用されていることも多いといいます。また基本的に、公立学校のような教職員の異動はないため、安定したレベルの指導が受けられる点もメリットといえるでしょう。
教育への関心の高い家庭が集まる
公立小学校には学区内のさまざまな家庭の子どもが通いますが、お受験校の場合は教育に力を入れている家庭が集まるため、家庭間の教育に関する価値観が近い傾向があるといいます。幼稚園や小学校では、親が参加する行事やPTAなどの活動も多いため、価値観の似ている家庭と接する機会が多いのはうれしいのではないでしょうか?
お受験に反対されたらどうする?
家族がお受験に前向きでない場合、どうすればいいのでしょうか?
反対の理由をきく
お受験に反対されると、理解してもらえないことについかっとしてしまい、口論になってしまうこともあるかもしれません。しかし互いの意見を主張するばかりでは、建設的な話し合いは難しいですよね。
先ほどもご紹介した通り、どうしてお受験に否定的なのか、その理由は人それぞれです。まずはそうした反対の理由を尋ねると、どうすれば受験を前向きに考えてもらえるかという糸口を見つけられるかもしれませんよ。
お受験のメリットを伝える
相手が受験に反対する理由を把握したうえで、どうして子どもに受験してもらいたいのか、どんなメリットが期待できるのかを話してみてはいかがでしょうか?志望校が絞られている場合は、家庭の教育方針と照らし合わせつつ、学校の教育理念などを説明してみてもいいですね。
ただし絶対に受験をさせたいからといってデメリットを隠してしまうと、のちにトラブルに発展してしまう可能性があるため注意が必要です。メリット・デメリットをともに説明したうえで、お受験を前向きに検討してもらえるようお願いすることをおすすめします。
いっしょに学校説明会に参加する
私立の幼稚園や小学校に通った経験がないと、言葉だけでは公立との違いが理解しづらいかもしれません。そのため、学校説明会にいっしょに参加して、実際に私立の幼稚園・小学校の雰囲気や環境を目にしてもらってはいかがでしょうか?
また学校側からきちんと説明を受けることで、より学校生活をイメージしやすくなるかもしれません。相手が受験に前向きになってくれるよう、まずは気に入ってくれそうな学校の説明会からスタートしてもいいですね。
可能であれば複数の学校の説明会に参加すると、学校ごとに大きな違いがあることがわかりやすいのではないでしょうか?
さいごに
お受験の準備は早くからスタートするのが望ましいといわれています。そのため家族間で受験に対する考えが異なる場合、なるべく早いうちに話し合いの時間を設けることをおすすめします。
ただし話し合いの際「お受験するのが正しい」と頑なになってしまうと、反対する相手の意見に素直に耳を傾けることができず、冷静に話し合えないことも。自分の考えを絶対的なものだとは思わず、対等な立場で話し合いを進めたいものですね。
そうして相手の考えを尊重しながら話を進めることで、受験するかどうかを互いに納得できる形で決められるのではないでしょうか?