お受験用に用意する傘は、どのようなものが望ましいのでしょうか？

折り畳み傘で対応するのが難しい大雨の場合は長傘が必要ですが、そうでない場合は折り畳み傘のほうが使い勝手がいいかもしれません。長傘の場合は傘立てや受付などに預けることが多いといいますが、混雑する中、取り違えなどが原因で傘を紛失してしまう可能性も。

折り畳み傘ならコンパクトになるため、ビニール袋などで水滴が漏れないようにすればバッグに入れておけるので、うっかりなくしてしまうリスクを減らせるでしょう。

傘のデザインが試験に影響することはないといいますが、あまり派手なものを選ぶと、マナーの面で悪印象を与えてしまうかもしれません。お受験スーツのように濃紺にこだわる必要はないようですが、黒や紺などの落ち着いた色合いのシンプルな傘を選ぶことをおすすめします。

普段から傘を使い慣れている子どもなら、大人同様雨の日には傘をもたせてもいいかもしれません。しかし傘の扱いに慣れていない子どもの場合、上手に傘をさせずに濡れてしまったり、人にぶつかって迷惑をかけたりする可能性も懸念されます。

また傘に慣れていても、混雑する中で傘をさすのは難しいかもしれません。そのため、子どもにはあえて傘をもたせず、レインコートを着せる家庭も多いようです。また小雨の場合は、大人の傘にいっしょに入れてあげてもいいですね。

子どもに傘を持たせる場合は、手開きのものを用意してあげましょう。ジャンプ傘だと、傘を開くときに周囲にぶつけたり水滴をとばしたりする可能性があるので注意してくださいね。

お受験当日の雨対策として、下記の雨具を用意しておいてはいかがでしょうか？

全身を雨から守ってくれるレインコートは、子ども用に用意しておくと便利な雨具です。傘では防ぐことが難しい強風時の雨でも、レインコートなら濡れずに済みそうですね。レインコートは派手なものは避け、無地の紺色のものなどシンプルなものを選ぶのが望ましいでしょう。

雨が降っているからと当日慌てて準備すると、サイズなどに問題がでることもあるので、日常的に使って慣らしておくことをおすすめします。反射材がついているレインコートなら、入学後にも活躍してくれそうですね。

着るだけで雨を防げるレインコートですが、大人の着用は控えたほうが無難だといいます。荷物を抱えた状態で着脱すると手間がかかるのはもちろん、かさばるため持ち運びづらい点にも注意が必要です。

丈の長い長靴を用意しておくと、足元が濡れたり汚れたりするのを防ぐことができるでしょう。派手なものは控えたほうがいいといいますが、シンプルなものであれば履きやすいもので問題ないようです。

長靴を履いていく場合は、別途面接時に履く靴・長靴を入れておくビニール袋などを用意しておくといいですね。ただし長靴がなくても足元が汚れにくい小雨の場合は、わざわざ長靴を履いていかなくてもいいかもしれません。

お受験当日天気が怪しい場合は、雨具以外にも以下のような役立つアイテムを持参することをおすすめします。 

雨でぬれてしまった荷物や衣類などをさっと拭けるよう、小さめのタオルを用意しておくといいですね。会場を傘についた水滴で濡らさないよう拭いたいときも、タオルがあると役立つでしょう。

水滴をしっかりと吸ってくれる、吸水性の高いものを準備しておきたいですね。

折り畳み傘やレインコート、長靴、タオルなど、濡れたものを入れられるビニール袋も、雨の日に用意しておきたいアイテムです。大きめのものと小さめのものを複数枚、ママ・パパ・子ども用にそれぞれ準備しておくといいでしょう。

ビニール袋ではなく耐水性の高いバッグなどを使う場合は、水滴が漏れないか事前にきちんと確認しておいてくださいね。

学校によっては、濡れた傘をさっとしまえる傘袋を会場に準備してあることがありますが、用意がない場合は自前の傘袋があると便利です。手ごろに済ませたい場合は、100均などでも販売されているようなのでチェックしてみてくださいね。

高級感のあるものがほしい場合は、お受験用の傘袋をチェックしてもいいでしょう。

濡れないように注意していたとしても、ふとした瞬間に足元などが濡れてしまうこともあるかもしれません。そんなとき焦らずに済むよう、靴下やタイツ、下着などの着替えを用意しておくことをおすすめします。 

雨の日は会場に向かう途中で、身体が冷えてしまうこともあるでしょう。温かい飲み物があると、身体の中から温めることができそうですね。自動販売機で購入すると、時間の経過とともに冷めてしまうので、保温機能のある水筒を活用すると長時間温かい飲み物を持ち運べますよ。 

お受験当日、急な雨に戸惑わないよう、天気予報をこまめにチェックしておくことをおすすめします。また雨の日の外出に慣れておくことも、お受験対策の一環として大切なのかもしれません。普段から雨具に親しんでおくと、雨の日でも普段通り落ち着いて試験に臨みやすいのではないでしょうか？