公園デビューはいつから?おすすめグッズと月齢に合わせた遊び方や注意点を解説
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外遊びが推奨される理由と子どもの現状
まずは外遊びが子どもの発達にどんな影響をもたらすのかを見ていきましょう。
外遊びのメリットとは
幼児期の外遊びには下記のメリットがあります。
・生活リズムが整い、よく寝るようになる
・適度に日光を浴びるので新陳代謝がよくなる
・広範囲を動くので心肺機能の向上が望める
・体幹が鍛えられることで姿勢がよくなる
・室内遊び以上に体を動かせるので、ストレス発散になる
・よく動きおなかが減ることでご飯をたくさん食べるようになる
・ほかの子どもと会う機会が増えるので、コミュニケーションや対人関係を学べる
・でこぼこ道を歩いたり、転んだりすることで自己防衛ができるようになる
・石や葉っぱなどおもちゃ以外のもので遊ぶことで想像力が身につく
・新しい刺激に慣れて恐怖心に打ち勝つ経験が積み重なると、自信につながる
このように、自然の中で遊ぶことは子どもの発達に良い影響をもたらすでしょう。早稲田大学教授の前橋明氏が代表を務める「外遊び推進の会」でも、子どもの外遊びは生活リズムを整え成長発達の土台を作り、自主的に遊びを考える意欲増進を促すと述べられています。
子どもの外遊びの現状
メリットがたくさんあるにもかかわらず、子どもの外遊び時間は減少傾向です。citizenが2016年に行った調査によると、子どもの一日当たりの外遊び時間は1981年では2時間11分でしたが、2001年には1時間47分、2016年には1時間12分に。さらに新型コロナウイルスの流行に伴い外出時間が減り、外遊び時間の減少に拍車がかかっています。
山や海のような自然が多いところまで出かけなくても、近所の公園で外遊びのメリットはじゅうぶん得られます。公園デビューをきっかけに、楽しく外遊びをしながら子どもの能力を伸ばしてみましょう。
なお、文部科学省は平成24年に発表した幼児期運動指針のなかで「毎日60分以上の外遊び」を推奨。外遊びの時間が多い子供ほど体力が高い傾向にあることが文部科学省調査で判明していることからも、公園で遊ぶときには1日1時間程度を目安にしてみてください。
公園デビューはいつから?月齢に合った遊びも紹介
「公園デビューはいつからできるのだろう…」「今の月齢でどんな遊び方があるのかな?」と悩むパパママも多いのではないでしょうか。公園デビューは、よちよち歩きができたらと考える人が多いかもしれませんが、実は歩き始める前の赤ちゃんでもじゅうぶんに公園を楽しめます。
ここからは月齢ごとにおすすめの遊びをご紹介するので、我が子の発達に合う遊び方で自然と触れ合ってみましょう。
3カ月ごろ
生後3カ月は首が座るころで、徐々に外出の時間が増えてくるタイミング。この時期にはベビーカーや抱っこ紐で散歩をするのがおすすめです。葉っぱや花に触れ、鳥の声を聴くだけでも赤ちゃんにとっては刺激に。家の中とは違う外の世界を見るだけでも新鮮な体験になるでしょう。
6カ月ごろ
おすわりができるようになる6カ月ごろは、レジャーシートや芝生の上でハイハイをして遊ぶのがおすすめです。パパママと一緒にスプリング遊具に乗ってみるのも楽しいでしょう。なお、この時期はなんでも口に入れてしまう月齢なので石や枝など危険なものが落ちていないか事前にチェックするようにしてくださいね。
1歳前ごろ
1歳前は、「ママ」「パパ」「まんま」のような言葉が出てくる時期。目につくものを指さして、「葉っぱ赤いね~」のようにとおしゃべりをするのもいいですね。また、パパママにつかまりながら地面に立ってみて、ハイハイをしていた時期では見えなかった世界を楽しむのもおすすめ。おうちの床とは違う地面の感触は、子どもにとって新鮮な刺激になるでしょう。
一歩二歩と歩けるようになったら、靴に慣れる練習にも公園はぴったりの場所です。
公園で遊ぶときに注意することは?
ここからは、0~1歳の子どもが公園で遊ぶときに注意しておきたいことをご紹介します。
時間帯
公園デビューは、日差しが強くない午前中がおすすめです。朝ごはんを食べてからたっぷり運動することで生活リズムも整うでしょう。
平日の午後や土日は小学生のような大きな子がいる可能性があり、走り回る子どもとぶつかりそうになりヒヤッとする場面があるかもしれません。赤ちゃんの安全を確保する点からも、平日の午前中に行くのが安心ですね。
天候
雨が降った翌日は、晴れていても地面がぬかるんでいたり遊具が濡れていたりとケガにつながる危険があります。また、暑すぎる日や寒すぎる日、風が強い日は公園デビューには向きません。大人が外で過ごしても心地よい気候の日を選ぶようにしましょう。
服装
小さな子どもは転んでしまうことが多いため、転んでもケガが少なくて済むように長そで長ズボンを着ていくのがおすすめ。砂や水で遊ぶことも多いので、汚れてもいい服を選ぶようにしましょう。なお、フード付きの上着や紐などの装飾が付いた服は遊具にひっかかり思わぬ事故につながる可能性があるので、公園に着ていくのは危険です。
休憩を忘れずに
公園で遊んでいると楽しくて、ついつい休憩を忘れてしまいがち。とくに水分は、熱中症防止のためにもこまめに摂取するように心がけましょう。砂などで手が汚れてしまっているので、お菓子やご飯を食べるときには手を洗うなど衛生面にも気を付けてくださいね。
先輩ママはいつごろ公園デビューした?
実際、赤ちゃんが何カ月ごろに公園デビューをする人が多いのでしょうか。どんなことをして遊んでいたのか、赤ちゃんと公園に行くときにどんなことに気を配っていたかを聞いてみました。先輩ママ3人の体験談をご紹介するので、お出かけの参考にしてみてください。
虫や熱中症対策に要注意(二児のママ)
子どもが10カ月のころから芝生がある公園によく行っていました。平日の昼間に行っていたので公園内の人が少なく、子どもは、自由に散策したり芝生の上をハイハイしたり。
気を付けたのは熱中症と虫です。天気や気温をチェックして、ちょっと暑いかな?と思う日は朝早く行って短時間で帰ることも。帽子と水分は必須です!夏の終わりになると蚊が増えるので、その時期は避けるか虫よけグッズを持って行くようにしています。
歩ける前は前向き抱っこがお気に入り!(二児のママ)
私が子どもを産んだときはちょうどコロナが流行ってしまい、人が集まる屋内施設に行くのは少し不安だったため、公園に頻繁に連れて行っていました。
まだ、一人歩きができない1歳未満の時期は、ベビーキャリアで前向き抱っこをしながらお散歩をするのがお気に入り。歩けるようになってからは、芝生エリアが広い公園で思いっきり動き回っています。
夏場は、蚊や紫外線、熱中症に気を付けて虫よけスプレーや日焼け止め、飲み物は忘れずに持って行っています。
家の中で靴に慣れてから公園デビュー(一児のママ)
室内で歩けるようになってきた10カ月ごろから、靴に慣れるために公園に行くようになりました。家の中では靴に慣れてきていても外で歩くのは感覚が違うため最初は戸惑う場面も。しかし、徐々に外を歩くのが楽しくなってきたようで、散歩や石拾いに夢中になっていきました。1歳3カ月の今はボール遊びもブームで、投げたり拾ったりして親子で楽しんでいます。
熱中症対策の帽子に加え、夏はお茶が腐りやすいので保冷できるタイプの水筒が必須です。
公園デビューにおすすめのグッズ・おもちゃ
ここからは、公園に持っていくと便利なグッズやおすすめおもちゃをご紹介します。外遊びの際に、普段のお世話グッズに加えて持っていくと大活躍すること間違いなし!事前に準備をして公園での外遊びをさらに快適にしましょう。
レジャーシート、ポップアップテント
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レジャーシートやポップアップテントは、とくに歩き始める前の子どもと公園に行くときにおすすめです。レジャーシートは荷物置き場や休憩に使う以外にも、おむつ替えなどのお世話をするとき子どもを寝かせられます。雨が降った次の日には地面が濡れていることも多いので、防水加工がされているものがよいでしょう。
さらに、夏場に水遊びをした後や、汗を思いっきりかいたときにはテントが大活躍します。日陰を作るのはもちろん、プライバシーを守りながらサッと子どもの着替えができるのが嬉しいですね。
日焼け止め、虫よけ
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日焼け止めや虫よけスプレーは出発前に玄関で塗っておくと安心です。汗をかいたあとや水遊びの後には日焼け止めが落ちてしまっているので、塗り直しも忘れずに。
何度もクリームを肌に塗るのを嫌がる子には、日焼け止めと虫よけスプレーが1本になったタイプがおすすめです。
おもちゃ
・アガツマ「アンパンマン カラフルサッカーボール」
やわらかいタイプのボールは小さな赤ちゃんでもケガの危険が少ないので安心して遊べます。カラフルなアンパンマンたちがたくさんデザインされているので目を引くこと間違いなし!歩けるようになったら転がるボールを追いかけて親子で遊ぶのもいいですね。
・アイデス「D-Bike mini wide 」
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D-Bike miniは、10カ月ごろのつかまり立ちの時期から遊べるおもちゃ。サドルが大きく二つの前輪が付いているので、小さな子どもでもバランスがとりやすいバイクです。一人歩きができるまでは、サドル部分をつかまり手押し車のように進んで遊びます。前輪幅やサドルの高さは成長に合わせて調整できるので、長期間使えるのもうれしいですね。
・フックス「スタックバケツ」
砂場あそびや水遊びをするときにひとつあると便利なバケツのおもちゃで、大小合計5個がセットになっています。底に穴が開いたバケツは水遊びでシャワーのようにして遊ぶことも。バケツを手にもってみたり重ねて遊んでみたりと、1歳ごろの子どもが大好きな遊び方ができます。
さいごに
今回は、公園デビューの時期や遊び方と外遊びの効果についてご紹介しました。ゲームやYouTubeなど赤ちゃんのころから遊べるものが増えてきていますが、公園でのびのび遊ぶ時間は室内遊び以上に発達にいい面があることもわかりました。
ぜひ、今回の記事を参考にして公園での楽しい時間を過ごしてください。
参考サイト
- 文部科学省|幼児期運動指針ガイドブック(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_8_1.pdf )
- CITIZEN|「子どもの時間感覚」35年の推移 - シチズン意識調査 (https://www.citizen.co.jp/research/20160610/01.html )
- 子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会|外あそびの効能|もっと知ろう!外あそび
( https://kodomo-sotoasobi.com/kankyo/kono.html ) - 子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会|外あそびの現状|もっと知ろう!外あそび
(https://kodomo-sotoasobi.com/kankyo/genjo.html )