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右脳教育で子どもの才能が伸びる?行うメリットや注意点、右脳を鍛える習い事も紹介

serina
2024/08/01 02:08
子どもは成長するにつれて左脳が優位になるため、幼児期に右脳を活性化する教育を行うことが大切になります。適切に右脳を刺激するには「右脳教育」がおすすめです。幼児期に右脳教育を行うことで、子どもにさまざまな効果を与えます。そこで今回は、右脳教育の効果や内容、行うときの注意点を紹介します。あわせて右脳を鍛える習い事や選ぶときのポイントも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

右脳教育とは?

「右脳教育」とは、右脳を刺激することによってイメージ力や直感、ひらめき力などの能力を伸ばす教育のこと。生まれてすぐの子どもは右脳優位ですが、成長するにつれ左脳優位の状態になります。右脳を鍛えるのに適した時期に右脳教育を取り入れ、右脳を活性化させることが大切です。

右脳教育を行うことは、子どもの感性が磨かれたり生まれもつスキルが開花したりするきっかけにもなります。子どもの可能性を広げていくために右脳教育は効果的と言えるでしょう。

右脳教育はいつから必要?

人間の脳は右脳と左脳に分かれ、それぞれ異なる役割があり、右脳は直感や感覚を司り、左脳は論理的・分析的思考を司ると言われています。

右脳は生まれてから3歳ごろまでが最も活発に働いており、3歳をすぎると左脳優位に変わっていきます。6歳をすぎるころには、右脳を司る想像による思考が優位性を失い、ほとんどの子どもは左脳を司る言語的思考だけを用いるようになるのです。

また、小学校の義務教育では計算や言語といった左脳が活発になる教育がメインに行われるため、右脳が育つ機会が減っていきます。そのため、子どもの右脳を伸ばす時期としては幼児期が適していると言えます。

右脳教育を行うメリット

子どもが右脳教育を行うことで、どんなメリットがあるのかを紹介していきます。

集中力や記憶力がアップする

体を使った遊びや絵本の読み聞かせなど、右脳を刺激する教育や遊びをすることで、脳内の海馬(かいば)を鍛えることができます。

海馬とは記憶の領域を司る脳の一部で、海馬を鍛えることにより、記憶力や集中力アップが期待できるでしょう。

情報処理能力が向上する

右脳教育を行うことは、頭の回転が早くなり情報処理能力の向上にもつながります。情報処理能力が向上すれば、自分自身で冷静に状況判断しながら行動できるようになり、その結果、社会に対して柔軟に対応できるようになるでしょう。

右脳と左脳両方がバランス良く発達する

小学校以降の義務教育は、計算や言語のような論理的思考を育てる左脳的教育が主に行われるため、意識的に右脳を鍛えなければ、脳の発達が偏よる可能性があります。

そのため、右脳を鍛えることで子どもの脳をバランス良く育てることができるでしょう。右脳と左脳両方がバランス良く発達すれば、子どもの潜在的能力を引き出すことにつながるとも言われています。

右脳教育の具体例

では、右脳教育ではどんなことを行うのでしょうか?具体例を4つ紹介します。

フラッシュカード

右脳教育の代表的なレッスンが「フラッシュカード」。文字や絵の描かれたカードを高速で大量に見せていきます。子どもが見たものを瞬間的に記憶したり、情報処理したりすることで、直観力や記憶力アップにつながります。

さらに、フラッシュカードを継続することで、右脳と左脳をつなぐ回路を育む効果も期待できます。

ドッツ

フラッシュカードのひとつである「ドッツ(dots)」は英語で「点」という意味。1~50までの個数が赤い丸で描かれたカードを使い、そのカードの赤い丸の数を覚えます。丸の数を見たままに瞬時に読み取らせることは、数字を理解するだけではなく計算もスピーディーに行えるようになります。

幼児期にドッツをいった子どもは、小学生になっても算数に苦手意識をもつことが少ないようです。

リトミック

音楽に合わせ好きなように体を動かし表現する、リトミック。リトミックは体を使って、見て聴いて感じたことを考えて表現することにより、頭脳や体、幼児の感覚をひとつにする音楽教育法です。子どもは音楽をしっかりと聴くことで集中力が高まります。

また、リズムに合わせて自分の体をどう使って表現するかを考えることで思考力が鍛えられ、それを行動に移すことにより決断力も育むことができるのです。

積み木やパズル、ブロック

指先は第2の脳と呼ばれているほど、神経細胞が集中していると言われています。積み木やパズル、ブロックなどで手を動かし脳に刺激を与えることで、子どもは遊び感覚で右脳を鍛えられるのです。

また、頭のなかで想像しながら重ねたり並べたりすることで、想像力や空間把握能力が養われ、集中力も身につきます。

絵本の読み聞かせ

繰り返し絵本を読み聞かせることで、ことばに対する興味を深めるとともに、感情表現や言語能力の向上が期待できます。子どもが好きな絵本や興味のある絵本を繰り返し読み聞かせることがポイント。

絵本の読み聞かせは、コミカルな響きや繰り返しのことばが使われている短い話からスタートさせましょう。

リンク法

リンク法とは、「りんご」「ねこ」「遊園地」の3つの単語を「りんごをくわえているねこが遊園地にいる」など自由に話をつくり、その話を頭のなかでイメージすることで順番通りに記憶していく方法です。

イラストが描かれたカードの絵から自分で話をつくり、描かれたものを順番に記憶することで、記憶力や表現力が養われます。

右脳教育を行うときの注意点

右脳教育を行ううえで、気をつけたいポイントがあります。

向き不向きがある

親は「幼児期のうちに!」と教育熱心になってしまい、興味のない子どもに右脳教育をさせることで、子どもは楽しめないうえに自主性も損なわれてしまうことがあります。

また、右脳教育が合わなかったとき、子どもにストレスがかかってしまうことで、子どもがカッとなりやすくなる場合もあるようです。子どもによって右脳教育は向き不向きがあることに注意しましょう。

右脳と左脳のバランスに気をつける

右脳教育を行うときは右脳を鍛えるだけではなく、左脳とのバランスにも気をつけましょう。右脳と左脳の働きの違いや発達に適している年齢などを理解したうえで右脳教育に取り組むことが重要です。

左脳が発達する段階になったら、右脳と左脳両方をバランス良く使える教育法に切り替えると良いでしょう。

子どもが自由に遊べる時間を奪わない

親が右脳教育を積極的に行い、次々にやることを与えすぎてしまうと、子どもの自由な時間が減ってしまいます。幼児期に右脳教育を行うことは大切ですが、その時期に多くの経験をして、好きなことや興味があることを見つけることも大切です。

子どもが自由に遊べる時間も確保しながら、1日中教育時間にならないように気をつけつつ、右脳教育を取り入れましょう。

右脳を鍛える習い事6つ

ここからは、右脳を鍛える習い事を紹介します。

ピアノ

ピアノを弾くとき、右手と左手は別々の動きをします。両手の指を動かすことによって、右脳の働きが活発になるのです。また、楽譜を意識しながら次にくる音を見通し、指を動かすことは、集中力の向上につながるでしょう。

そろばん

左手でそろばんを固定し、右手を使ってそろばんの珠をはじきます。また、頭のなかでそろばんの珠をイメージして計算する珠算式暗算でも、右脳を鍛えることができでしょう。

スイミンング

水による皮膚の刺激は、脳の活性化につながるとも言われています。泳ぐときに自分が今どのあたりにいるのか、手足はどのような状態なのかなど、頭のなかでイメージして泳ぐため、空間認識能力が身につきます。

速読

速読は、速く文章を読むこと。ただ文章を目で追うだけではなく、開いているページ全体をも脳でイメージするという両方の力が必要です。ページを開き、文章を数行単位で読み、そのままを映像として記憶することで、右脳が活性化し記憶力や情報処理能力がアップするのです。

絵画

絵画は、想像力やイメージ力など右脳が活発に働く習い事です。クレヨンや色えんぴつなども使うため、指先も器用になります。見たものをどのように描いていくのかをイメージしながら実際に描いたり、また立体的に描いたりすることで、空間認識能力アップにもつながります。

ロボットプログラミング

年長くらいからはじめられるロボットプログラミングも、脳を鍛えるのにおすすめの習い事です。ロボットプログラミングでは完成させるまでに想像力や集中力を鍛えることができます。さらにより良く改良するために、創造力や問題解決能力、コミュニケーション力も養われるでしょう。

右脳を鍛える習い事を選ぶポイント

右手を鍛える習い事に興味はあるけれど、なにを基準にして選べばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。右脳を鍛える習い事を選ぶポイントをチェックしていきましょう。

右手・左手両方使う習い事を選ぶ

右脳を鍛えるためには、右と左の両手を使う習い事が効果的です。利き手が右手の場合は左手を使う機会が少ないため、右手と左手両方を使用するスイミングやピアノなどの習い事を選ぶと良いでしょう。

子どもの個性を伸ばせる習い事を選ぶ

子どもの個性を伸ばせるもの、子どもの興味がある習い事を選びましょう。例えば、そろばんなどは時間内に解くことが前提で、時間に追われ規律を求められるため、それがストレスに感じてしまう子どももいるかもしれません。

子どもが楽しいと感じて、自発的に取り組めるものはなにかを知るために、まずはお試し体験レッスンを受けてみると良いでしょう。

さいごに

子どもは成長するにつれて左脳が優位になるため、幼児期に右脳を鍛えることが大切です。しかし、右脳教育をしておかなければ、と親が勝手に決めて取り入れるのではなく、子どもが楽しいと思えるものを選ぶことが重要。そのために親は、子どもがなにに興味をもっているのかを常によく観察しながら、子どもが楽しいと思える右脳教育を少しずつ取り入れていくと良いでしょう。

参考サイト


    この記事の著者
    serina(peekaboo)
    ライター
    物を転がすのが大好きな1歳の息子の子育てに奮闘中のママです。息子が小麦アレルギーだと分かり、食べられるものか成分チェックが癖になっています。趣味は手帳を書くことで、日々の記録や手帳を使った「手帳術」を試すのが好きです。
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