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withコロナで夏休みはどう変わる?過ごし方のポイントと注意点

oriori編集部
2021/08/04 04:08
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年の夏休みは例年とは違った過ごし方が求められます。今回はそんなコロナ時代の夏休みの過ごし方と、注意しておきたいポイントをご紹介します。

コロナ禍で夏休みの過ごし方は変わる?

旅行や帰省、花火大会にお祭りなど、例年夏休みにはさまざまな予定を立てる家庭が多いですよね。しかし新型コロナウイルスの感染者が増加している現状では、普段通りの夏休みを過ごすことは難しいもの。


そんなコロナ時代の中、子どもたちの夏休みの過ごし方はどのように変わっていくのでしょうか?

夏休みが短縮されるところも多い

2020年3月2日より全国の小中高で行われた一斉休校は、当初春休みまでの予定でしたが、緊急事態宣言の発令により長い地域では5月末頃まで継続されることになりました。その影響で、多くの自治体では2020年の夏休みが短縮されることに。


どの程度夏休みが短縮するのかは、各自治体の判断にゆだねられていますが、短いところでは1~2週間程度という地域もあります。幼稚園や保育園は一斉休校の対象ではありませんでしたが、自治体の感染状況を鑑みて、休園措置がとられた園も多くありました。


それにより、幼稚園でも夏休みが短縮されるところも少なくないようです。実際筆者の娘が通う幼稚園でも、春休み明けから5月末頃まで休園という措置がとられたこともあり、夏休みは1週間ほど短縮されることになりました。

外出に消極的な家庭が多い

2020年7月に幼稚園・保育園から小学校低学年までの子どもを持つ母親を対象に行われた意識調査によると、8割もの家庭で今年の夏休みは外出の予定が減ったり、外出先の範囲が狭まったりするといいます。


せっかくの夏休み、子どもに楽しい思い出をたくさん作ってあげたいと思う一方、感染リスクを踏まえ、外出には消極的な家庭が多いようです。

旅行・帰省は大丈夫?

旅行や帰省は控えるという家庭も多いですが、絶対にしてはいけないというわけではありません。東京発着の旅行及び東京居住者は対象外ですが、7月22日からスタートした「GO TO トラベル」を利用すると普段よりもお得に旅行を楽しめるでしょう。


対象施設はコロナ対策の徹底が求められているため、より安全に旅行するためにも、対象施設をチェックしてもいいですね。ただ、旅行や帰省をする際は観光庁が提唱する「新しい旅のエチケット」を心がけることを意識したいものです。下記に一部のみご紹介します。

  • 旅先の感染状況等を確認しておく
  • マスクを着用する
  • 食事中・移動中の会話は控えめに
  • ソーシャルディスタンスを意識する
  • 検温等の健康チェックは毎朝行う

前もって予定を立てていたとしても、当日少しでも体調が悪ければキャンセルするようにしましょう。当日キャンセルでもキャンセル料がかからない宿もあるので、そういった施設を探してみてもいいですね。


また帰省先に新型コロナウイルスに感染したときに重症化しやすい高齢者がいる場合などは、帰省を強行しないほうがいいかもしれません。zoomやskypeなどのビデオ通話を利用し、オンライン帰省を楽しむ方法もありますよ。


自治体によっては、県境をまたぐ移動の自粛を要請している地域もあるため、自分の住んでいる自治体及び旅先・帰省先等の自治体が発信する情報を改めて確認することをおすすめします。

コロナ禍でのおすすめの夏休みの過ごし方

コロナ時代に帰省・旅行することに抵抗があり、自宅で夏休みを過ごすことに決めている家庭も少なくありませんが、どうやって子どもとの時間を過ごせばいいものか悩んでしまいますよね。おすすめの過ごし方をご紹介します。

家事に挑戦させてみる

普段、料理や掃除などの家事を子どもといっしょにすることは少ないかもしれません。子どもとの時間がたっぷりととりやすい夏休みは、子どもが家事に挑戦する良い機会です。お菓子作りなど、子どもが興味をもって取り組みやすい家事からスタートしてもいいですね。


掃除や洗濯なども、大人がやっている仕事に挑戦するというのは、子どもにとって楽しいもの。子どもの好奇心を引き出し、継続的にお手伝いにつなげられるかもしれませんよ。

おうちで工作をする

牛乳パックや新聞紙など、家庭にあるもので工作を楽しむのもおすすめです。検索すればさまざまな工作アイデアが見つかるので、子どもの発達段階にあわせて適切なものに挑戦してもいいでしょう。


ダンボールハウスなど、大物に挑戦しても楽しいですね。分厚いダンボールを切るのは幼児には難しいので大人がやり、子どもには壁に絵を描いたり装飾品を作ったりしてもらってはいかがでしょう?親子の良いコミュニケーションにもなりそうですね。

自然と触れ合う

近所の公園などで、自然と触れ合う時間を作るのも良い経験となります。砂場で貝殻を集めたり、図鑑を持っていって植物や虫について調べたりと、さまざまな自然遊びが楽しめることでしょう。


また拾い集めた葉っぱなどを使い、工作を楽しんでもいいですね。

1日のスケジュールを立てる

夏休みは、ついダラダラと1日を過ごしてしまいがちですよね。そんなダラダラを防ぐためにも、1日の過ごし方をあらかじめ決めておくといいかもしれません。起きる時間や寝る時間、食事の時間、お風呂の時間などを決めることは、規則正しい生活習慣につながることでしょう。


また「テーブルを拭く」「タオルをたたむ」「玄関の靴を並べる」など、簡単なお手伝いを子どもの役割として設定して、毎日頑張ってもらってもいいですね。家庭の中で自分の役割があることで、責任感を育んでいけるかもしれません。


また上手にお手伝いができたとき、しっかりと褒めると子どもの自己肯定感を培うことができそうですね。

コロナ禍での夏休みの注意点

コロナ禍で夏休みを過ごすときは、以下のようなポイントに注意しましょう。

新しい生活様式を徹底する

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためには、国民一人一人が「新しい生活様式」を実践することが必要だといわれています。身体的距離を確保したり、マスクの着用・手洗いを徹底したりと一見簡単なことのように感じられるかもしれませんが、継続していくのは容易ではありません。


日々危機感を抱いて、対策を徹底していくことが大切なので、子どもにも改めて感染症対策について教えてあげてはいかがでしょうか?

家庭内の感染予防を徹底する

新型コロナウイルス感染症は、家庭内での感染も多いもの。それを防ぐためにも、手洗いの徹底やこまめな換気等を心がけるようにしましょう。家族であっても大皿料理の共有は避け、ひとり分ずつ盛り付けることも大切です。


また家族内でコロナへの感染が疑われる場合は、部屋を分けたり、共有部分の除菌を徹底したりといった対策も必要です。

外出時はマスクを忘れずに

夏休み中に限らず、外出するときはマスクを着用するようにしましょう。外食をする際は、食事が提供されるまではマスクをつけておき、食事中の会話は控えめにすることをおすすめします。

2歳未満の子どもにはマスクは使用しない

飛沫感染予防のためにマスクは重要ですが、2歳未満の子どもの場合はマスクを着用させないようにしましょう。大人でも、マスクをつけていると息苦しさを感じたり、熱がこもったりすることがありますよね。


そんなとき大人なら自分でマスクを外すこともできますが、2歳未満の子どもは体調不良を訴えたり、自分で対処したりすることは難しいです。またマスクをしていると顔色がわかりづらいため、大人も子どもの体調不良に気づきにくいでしょう。


新型コロナウイルス感染症は、子どもが感染しても重症化する可能性は低いとされており、それ以上にマスク着用による窒息・熱中症のリスクのほうが高いといわれています。子どもの安全のためにも、2歳未満の子どもにはマスクは着用させないよう注意してくださいね。

熱中症に注意する

2歳未満の子どもにマスクはNGだとご紹介しましたが、2歳以上の子どもであっても、マスクによる危険はつきもの。中国では、マスクを着けたまま体育の授業を行い、子どもが突然死してしまう事故が相次ぎました。


子どもの命を守るためにも、子どもにマスクを着用させるときは、こまめに子どもの様子を観察し、体調に気を配るようにしましょう。また屋外では、人との距離が十分に確保できる場合はマスクを外しても大丈夫だといいます。


マスク着用中の運動は控え、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をさせることも大切です。また高温注意報などをチェックし、暑い時間帯の無理な外出も控えることをおすすめします。

親のリフレッシュの時間を作る

いくら子どものことを愛していても、四六時中いっしょに過ごしているとストレスがたまってしまいますよね。子どもと楽しい夏休みを過ごすためにも、祖父母に預けたり、預かり保育などを利用したりと、子どもと離れてリフレッシュする時間を作ってはいかがでしょうか?


預け先がない場合は、パートナーと協力し、交互に自分の時間を作ってもいいですね。

さいごに

新型コロナウイルス感染症によって、人々の生活は大きく変わってしまいました。感染予防を徹底しながら過ごす夏休みは、保護者にとっても子どもにとっても不安が尽きないものですが、例年とは違った楽しみを探してみてはいかがでしょうか?


筆者も以前は子どもの夏休み中に帰省や家族旅行の予定を立てることが多かったのですが、今年は控えることになりました。その代わり、ビニールプールや水風船など、自宅で楽しめるグッズを用意していて、子どもが喜んで遊んでくれるのを楽しみにしています。

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    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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