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子どもと遊べる庭をつくろう!公園よりも楽しい庭づくり

naka
2024/07/26 09:07
バーベキューや家庭菜園、植物や昆虫の観察など、子どもにとって庭は季節を感じたり好奇心や探求心を育んだりできる大切な場所です。子どもが安心して、思いきり遊べる庭があれば、遠出したり公園へ行ったりしなくても家族で楽しい時間を過ごせるでしょう。今回は、小さな子どもでも安心して遊べる庭のつくり方や、子どもが喜ぶアイデア、「こんな庭にして良かった!」体験談を紹介します。

子どもにとって庭とは?

庭は、子どもたちにとって一番身近な自然です。虫の鳴き声や鳥のさえずりを聞いたり、花や土に触りにおいをかいでみたり、四季の変化が子どもたちの五感を刺激してくれます。

そんな小さな自然が詰まった庭を観察することで、子どもたちは好奇心・探求心を刺激されるのです。五感を刺激することができる庭は、子どもたちの豊かな感性を育んでくれるでしょう。

また、庭で家族と遊んだりバーベキューをしたりといった経験は、絆を深め、大切な思い出づくりにもなります。親子でスポーツの練習や縄跳びなどをすれば、子どもの体力づくりにも役立ちます。遊べる庭があることは、子どもにさまざまな良い影響をもたらすでしょう。

子どものための庭づくりのポイント

庭は、子どもたちにとって安全な場所でなくてはなりません。楽しく自然と触れ合いながら、安心して遊べる庭をつくってあげましょう。 安全な庭づくりのポイントをまとめました。 

室内からも見える場所にする

子どもが遊ぶスペースは、親が家の中からでも見える位置につくりましょう。できるだけ死角ができないような庭づくりが肝心です。料理や家事をしながら、子どもの遊ぶ姿が見守れると安心ですね。また、親の見守りスペースとして、ウッドデッキや庭の一角にベンチなどを置いておくのもおすすめです。

ウッドデッキで屋内とつながる庭に

庭のエクステリアの中でも人気の高いウッドデッキ。室内から出入りできるウッドデッキは、セカンドリビングや物干しスペースとしても活躍します。リビングからつながる位置に設置すれば、子どもを見守りやすくなり、水遊びなどをさせても足が汚れにくいのもうれしいポイントです。

素材には人工木と天然木があるので、それぞれの特徴を知ったうえで設置しましょう。人工木の方が丈夫で長持ちですが、日差しが強いと裸足で歩けないほど熱くなりやすく、注意が必要です。一方の天然木は、木の風合いを感じられ、人工木よりも安価に設置できますが、ペンキを塗り替えたり、シロアリ対策をしたりとメンテナンスが欠かせません。さまざまな用途で使えるウッドデッキは、生活スタイルに合わせて広さや素材を選ぶといいでしょう。

日よけを設置する

庭には、広さや用途に合わせた日よけ対策をしましょう。庭は、日当たりの良い南側につくることがほとんどです。そのため、あらかじめ子どもの熱中症対策や紫外線対策を考えておかないと、せっかくの庭も暑くて危険な場所になってしまいます。ホームセンターなどで手軽に購入でき、DIYでも簡単に設置できるものから、取り付け工事が必要ものまでさまざまなので、それぞれの庭に合わせたものを選びましょう。タープなどを固定する場所が無ければ、置くだけで日陰をつくれるガーデンパラソルもおすすめです。

転んでも安心な芝生

庭の地面は、子どもがはだしでも気持ちよく遊べる芝生がいいでしょう。砂利やコンクリートに比べクッション性があるので、転んでもケガをしにくく安心です。

芝生には天然芝と人工芝があり、それぞれにメリットデメリットがあります。子どもが小さいうちはお手入れ不要な人工芝が人気ですが、費用が高額になりやすいデメリットも。天然芝は、芝刈りをしたり雑草を抜いたりと、お手入れが大変な一方、自然の美しさがあります。夏は青々とし、冬には枯れるので、子どもも四季を感じやすいでしょう。

フェンスや生垣で囲う

庭をフェンスや生垣で囲うと、子どもの飛び出し防止や目隠し、防犯対策になります。プールなど近所の視線が気になる場合は目隠しとして、子どもが道路へ飛び出したり高低差のある隣家へ落下したりといった心配がある場合は、安全対策としても重要です。

目隠しのためのフェンスは、120cm程度が基準です。ただし、防犯面や子どもの遊んでいる姿を不審者から隠すのであれば150cm程度必要でしょう。

また、子どもの安全対策に適した高さは、120cm以上が目安になります。伸縮ゲートや網ネットも併用すると、ボール遊びもしやすくなりますよ。

もちろん、家の中からの景色や家の外観を考えると生垣での目隠しもおすすめです。設置する際は、日当たりや風通しのバランスも考えましょう。

子どもが喜ぶ庭遊びアイデア

安心して遊べる庭が整ったら、親子で楽しい時間を過ごしましょう。ここからは、子どもが喜ぶ庭遊びのアイデアをご紹介します。

庭キャンプ

庭キャンプとは、庭にテントやタープを張って、バーベキューなどを楽しむことです。庭キャンプのメリットは、何といっても食材やトイレ、お風呂などの心配をしなくていいこと。本物のキャンプと違い、寝る場所も庭のテントの中か、いつもの寝室かを選べます。

赤ちゃんや小さい子どものいる家庭では、子どもの急な体調不良やケガにもすぐ対応できて安心です。いちからテントを張ったりキャンプ飯を作ったりと、本物のキャンプの予行練習にもなるので、ぜひ気軽に始めてみましょう!

家庭菜園

子どもと家庭菜園をするメリットは、自分たちで育てた野菜を収穫し、新鮮なまま食べられることです。毎日お世話することで植物への関心を高め、観察力も身につきます。失敗や達成感を味わう機会にもなるので、心の成長にもつながるでしょう。

また、土いじりを通して虫や野菜への苦手意識を克服できるきっかけにも。親子でコミュニケーションをとりながら、いろいろな野菜や果樹を育ててみましょう。お世話のためには、あらかじめ庭に立水栓を設置しておくと便利です。

砂場

庭に砂場を設置すれば、公園へ行かなくても思う存分砂遊びができます。庭に設置する砂場は、プラスチック製で移動できるものもありますが、DIYでつくってみるのもおすすめです。枕木やレンガで囲ってつくる砂場は、将来的に花壇につくり変えることもできますよ。ただし、衛生面が気になる場合はノラ猫や虫が侵入しないよう、蓋をするなどの対策が必要です。

遊具

庭に設置する遊具は、下記のようなものがおすすめです。

  • すべり台 
  • 鉄棒 
  • ブランコ 
  • プール 
  • トランポリン 
  • プレイハウス・キッズテント  

公園では順番待ちが必要でも、自宅の庭なら使い放題!何より、親の目の届くところで遊んでくれるのは安心ですね。公園へ連れて行く時間が無くても、庭に遊具があれば子どもたちも積極的に外遊びしてくれるはず。

ただし、自宅に設置する遊具にも定期的な点検とメンテナンスが必要です。子どもの年齢に合ったものを選び、周りにぶつかるものが無いかなど、設置場所にも十分配慮し、安全に遊べる環境を整えましょう。

体験談

子どものためにいろいろな工夫をほどこした庭づくりの体験談を集めました。ぜひこれからの庭づくりの参考にしてみてください!

野菜の成長を楽しむ庭

庭の一角を畑にして、季節の野菜を育てています。先日は子どもたちが自分で収穫したトマトをうれしそうに食べていました。娘は、トマトがあまり好きではなかったのですが、庭で採れたトマトは食べてくれます!また、家の前の通りが、スピードを出してくる車が多いので、飛び出し防止のために門扉を設置し、その内側で遊ぶルールにしています。

トランポリンで遊べる緑に囲まれたの庭

わが家は、転んでも大丈夫なように&裸足でも遊べるように全面を芝生にし、大人も遊べる大きい柵つきトランポリンを設置しています。

犬を飼っているのでドッグランも兼ねていて、子どもと犬が飛び出して行かないよう庭全体を柵で囲い、道路につながる部分はドアを二重で付けています。

また、季節を感じてほしいと思い、梅雨の今の時期はプランターでアサガオ、トマト、モロヘイヤ、ひまわり、ほおずきを栽培。秋に向けてコスモスも育てています。

残念なのは日よけ対策がいまいちなところ。大きなミモザの木がつくる日陰以外は直射日光が当たってしまいます。パラソルを買って遊ぶときに設置していますが、毎回出すのが面倒なので、最初から日よけを考えて庭づくりをすればよかったなと思います。

目隠し&鍵付きフェンスで安全に配慮した庭

家を建てるときに「遊べる庭」にすべく、地面は手入れが簡単な人工芝を採用しました。庭を囲む目隠しのフェンスは、背が高いものを採用したので、例えば夏場のプール遊びなども周囲を気にせず思い切り遊べるようになっています。ちょっと目を離すような場面があっても、子どもが道路に飛び出さないように簡単な鍵付きのフェンスも付け、安全面も工夫しました。

四季を通して自然に触れあえる庭

子どもが自然と触れあえる庭にしたいと思い、植栽を工夫しています。例えば、実のなる木のそばに水浴び場をつくって小鳥が来るようにしたところ、子どもが大喜び!

また、芝生の代わりにかわいい花が咲くグランドカバープランツを植えています。「虫さん捕まえた!」とチョウなどの観察を楽しむ子どもの姿が見られるうえ、転んでもケガをしにくくなりました。

家庭菜園でトマト・キュウリなどを育てるほか、朝顔でグリーンカーテンもつくっています。特に食育やエコを意識しているわけではありませんが、自分で蒔いた種から野菜や花が育つのは、子どもにとって大きな喜びになっているようです。「今年は何を育てようかな〜?」と、毎年の楽しみになっています。

子どもの成長と共に変化する庭

小さい頃は砂場や遊具で遊んでいた子どもたちも、あっという間に成長してしまいます。庭は、家族のライフステージに合わせて変化できることも重要です。

例えば、砂場は花壇や家庭菜園スペースに、ウッドデッキはカフェスペースやサンルームにするなど。遊具を処分して空いたスペースは、駐輪スペースや習い事の練習場にするのもおすすめです。家族みんなで長く楽しめる庭づくりができるといいですね。

さいごに

子どものための庭づくりは、大人にとっても豊かな暮らしにつながるでしょう。子どもたちは、限られた小さなスペースでも自分たちで遊びを見つけられるため、必ずしも広い庭である必要はありません。家族でたくさんの自然体験を共有することは、子どもの感性をより豊かにします。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ安全で子どもも大人も楽しめる庭づくりを計画してみてください。

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    おっとり0歳男子とおてんば2歳女子を育てるママ。周りに助けてもらいながら、毎日育児に奮闘中。
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