色が子どもに与える効果は?子どもの脳を刺激するカラフルなおもちゃも紹介
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なぜカラフルなおもちゃがいいの?
人間の五感の中で、一番情報量が多いとされるのが視覚。視覚の中でも色に関する情報は8割を占めているといわれ、赤ちゃんは色を介して脳を発達させていきます。0~3歳までの間に見る力は急発達するそうで、この時期に見る力を培わないと今後発達しないともいわれるほど。
赤ちゃんの知育効果に最も効果があるといわれるのは、明るく鮮やかな色だそう。反対に、赤ちゃんは寒色系が苦手だとされています。また、威圧感のある黒や殺風景なイメージのある白は、視覚に刺激を与えないため赤ちゃんの脳の発達を促しにくいのです。
おもちゃやベビー用品などにカラフルな色合いのものが多く展開されているのは、赤ちゃんの脳の発達を促すためだといえるでしょう。
赤ちゃんにはどのように色が見えている?
生まれたばかりの赤ちゃんは、白と黒がぼんやり見える程度で、月齢が進むにつれ徐々に認識できる色も増えていきます。ここからは、赤ちゃんがどのように色が見えているのか月齢ごとに紹介します。
新生児期~生後1カ月ごろ
新生児期はほとんど目が見えていません。視野が狭く、焦点が合うのは特定の狭い範囲。この時期に認識できる色は、黒・グレー・白だけで濃淡がぼんやり認識できる程度です。
生後2カ月~3カ月ごろ
人や物の形をぼんやりととらえられるようになる時期です。動くものを目で追う追視の能力も発達し、人の顔をじっと見つめたりあやすと笑うようになったりする子が増えます。はじめに赤を認識できるようになり、徐々に黄・緑を認識していくそうです。
生後4カ月~6カ月ごろ
生後4カ月ごろになると物の奥行きがわかるようになり、左右上下の空間を追視できるようになります。オレンジや紫、青など認識できる色の種類も増える時期です。
生後6カ月ごろには視力が0.1程度になります。おすわりができる子も増え、視野が広がると近くの人や物をはっきり見ることができるそう。また、ほぼ全色の認識と区別ができるようになるようです。
赤ちゃんが色を覚えるには?
赤ちゃんがたくさんの色を覚えるには、月齢の低いうちからたくさんの色を見せて、その色の名前を関連付けていく作業が必要です。生後6カ月ごろから色の認識と区別ができるようになるので、見えている色とその色の名前を教えてあげましょう。まずは、赤・青・黄の3原色から始めてみてくださいね。
「赤いリンゴだね」「バナナは黄色いね」など、物と色の名前を一緒に教えてあげると、物の名前と色の名前が一緒に覚えられます。
色が子どもに与える効果とは?
赤ちゃんの色を見え方がわかったところで、ここからは、色が子どもに与える効果について紹介します。
色彩感覚が身につく
小さいころからたくさんの色に触れると色彩感覚が身につきます。色彩感覚は、色を感じ取る能力や色を使いこなす能力のことです。色彩感覚が身につくと、色の濃淡や色の違いを感じ取れたり使いこなせたりするので、色を使うお絵描きや制作時に自分のイメージどおりの色で表現できるようになります。
感受性を育む
色彩感覚が身につくことで、感受性も豊かになります。感受性とは、外からの変化や印象を受け取る力のことです。同じ物でも色が違うだけで印象が全く異なることがあるでしょう。きれいな色を見て楽しい気持ちになったり心が動いたりして感受性は育ちます。
感受性が育つと、人の感情や物への印象を感じ取る力がつき、しっかり感情表現ができるようになります。
多面的に物事をとらえられるようになる
小さいころにたくさんの色に触れると、物の微妙な違いを観察するのが得意になります。たとえば、葉っぱを緑一色だけで書く子どもは多いでしょう。しかし、たくさんの色に触れて育つと、緑に濃淡をつけたり、季節や状況に合わせて色を変えたりと、多面的に物事をとらえられるようになります
脳が活性化する
人間の脳は、3歳までに8割が完成するといわれています。色ごとに受ける刺激は異なり、小さいうちにたくさんの色に触れた分だけ脳は刺激を受け、活性化します。実際に、デジタル社会では言語や計算、分析など論理性をつかさどる左脳が活発に作用する人が多く、色彩や音楽、空間感覚などに関する右脳は左脳ほど頻繁に使われていないそう。
小さいころからたくさんの色に触れ、右脳を活性化させる機会を増やしてあげましょう。
【年齢別】カラフルなおもちゃ9選
ここからは、年齢別におすすめのカラフルなおもちゃを紹介します。色を認識しながら指先の発達や想像力、思考力を養えるおもちゃをピックアップしました。誕生日プレゼントなどの参考にしてくださいね。
【0歳向け】ジョイパレット「しましまぐるぐる タグいっぱい!ふわふわベビーブランケット」
![ジョイパレット(JOYPALETTE) しましまぐるぐる タグいっぱい! ふわふわベビーブランケット W230mm×H300mm×D40mm](https://m.media-amazon.com/images/I/41LgwplilZL._SL500_.jpg)
視力が未発達の赤ちゃんでも注目すると大人気の絵本「しましまぐるぐる」のブランケット型の手遊びおもちゃです。しましまぐるぐるのかわいい柄が、赤ちゃんの視覚を刺激します。また、ブランケットは赤ちゃんが持ちやすいよう大きくてふわふわの手触りです。
カラフルなタグをひっぱったり、さかなのマスコットの音を鳴らしたりつかんだりすることで、指先の発達も促します。手洗いOKなので衛生面も安心。ベビーカーなどにも取り付けられるリング付きで便利です。
【0歳向け】トイローヤル「やすらぎふわふわメリー」
フロアやベッドで使えるメリーです。回転するカラフルなぬいぐるみや飾りを見ることで赤ちゃんの視覚を刺激します。かわいいふわふわのぬいぐるみは音が鳴り、取り外してラトル遊びも楽しめます。収録されているのはクラシック音楽や自然音、胎内音のやさしいオルゴール音など。また、選曲や音量調整はボタンで簡単に操作可能で、15分のタイマー付きです。
回転するラトルを見ることで視覚と聴覚を同時に刺激でき、ラトル遊びで握る動作も促せるおもちゃです。
【1歳向け】トイローヤル「たのしく知育!やみつきボックス+」
![トイローヤル たのしく知育! やみつきボックス+ ( 知育玩具 / 指先遊び / 発育 ) パステルカラーが可愛い ( 音が鳴る / ぴかぴか 光る ) 0歳 1歳 2歳 赤ちゃん向けおもちゃ](https://m.media-amazon.com/images/I/51cWd19MqEL._SL500_.jpg)
6面に20のしかけと35個の知育刺激があるおもちゃです。触る、つまむ、回すといった指先を使うしかけに光や音、アクションがプラスされることで、子どもの視覚・聴覚・触覚が刺激されます。
1歳の誕生日プレゼントとしても選ばれるおもちゃです。どれを選んでも楽しく遊べるので、子どももきっと夢中になることでしょう。
【1歳向け】Fisher Price「メガブロック123」
1歳の小さい手でも遊べる、8色の軽くて角が丸いメガサイズのブロックです。カラフルなブロックで視覚を刺激し、弱い力でも楽しく遊べるよう、簡単に重ねたりはずしたりできます。
44個のブロックと回転するタイヤ付きのブロック入り。遊びながら色を覚えたり、書かれている数字で数を学んだりもできます。
見本通りに組み立てると学校とスクールバスが完成し、他にもオリジナルの作品がたくさんできるなど、手先の発達も促されるでしょう。
【2歳向け】ファットブレイントイズ「ディンプル ディジット」
10色のカラフルな花形のシリコン製おもちゃです。視覚に刺激を与えるのはもちろん、シリコンを押すとパン!と音がなるので、指先への刺激と音を耳で楽しめます。シリコン部分には数字と英語・スペイン語の数字、点字のようにドットで数が書かれていて、色だけでなく数字の識別にも役立ちます。指先で数を感じながら、外国語と数字を学べる知育玩具です。
【2歳向け】GRIMM'S「アーチレインボー」
![グリムGRIMM'S 玩具 おもちゃ 知育玩具 積み木 1セット インテリア 見立て遊び 虹 レインボー 高さ18×幅38×奥行7cm 虹色トンネル 特大](https://m.media-amazon.com/images/I/41lSmnCDXiS._SL500_.jpg)
虹をイメージする色鮮やかな木のおもちゃです。トンネルや橋、家、シーソーなど、遊び方は自由自在なので想像力がどんどん膨らみます。幅約38cmの特大サイズは、トンネルを作ると小さな子どもなら中を通れるので、遊び方はさらに広がり楽しめるでしょう。遊んだあとは部屋に置くだけで素敵なインテリアになりますよ。
【3歳向け】エド・インター「木のパズルABC」
カラフルであたたかみのある木製の英語パズルです。はめ込みながら遊ぶと自然にアルファベットが頭に入るでしょう。ピースをはずすと、アルファベットに関連する英単語とイラストが描かれているので、楽しく遊びながら英語に親しめます。
アルファベットを並べて英単語を作るのもいいですね。英語に興味を持ち始めた子どもへのプレゼントにおすすめです。
【4歳向け】くもん出版「ロジカルロードメーカー」
![くもん出版(KUMON PUBLISHING) ロジカルロードメーカー RM-11 知育玩具 おもちゃ 6歳以上 KUMON](https://m.media-amazon.com/images/I/417KBmCF9BL._SL500_.jpg)
スタートからゴールまで道をつなぐ6色のパズルです。道となるピースは5種類。付属の問題集をもとに指定されたピースを使い、道を作ります。カラフルな道が完成したらゼンマイ車にボールをのせて、道がつながるか答え合わせを。遊びながら論理的思考やプログラミング的思考、問題解決力を養えるでしょう。
【5歳向け】くもん出版「くもんの日本地図パズル」
![くもん出版(KUMON PUBLISHING) くもんの日本地図パズル 知育玩具 おもちゃ 5歳以上 KUMON PN-33](https://m.media-amazon.com/images/I/41Vc-V97cYL._SL500_.jpg)
日本地図のパズルです。基本ピースは8地方別に色分けされているので、色と形をヒントに日本地図が覚えられます。慣れてきたら白1色の発展ピースでチャレンジ!漢字が読めない子どものためにパズルに貼れる「ひらがなシール」や「地形図」「産物・名所の地図」などの付属品も充実しています。楽しみながら日本地図をマスターできるでしょう。
さいごに
子どもにとってカラフルなものに触れることは、脳の活性化を促し、色彩感覚や感受性などを育てるために大切です。子どもの年齢に合わせたカラフルなおもちゃを選ぶと、楽しみながら脳を刺激できるでしょう。子どもの脳の発達や色彩感覚を養うためにも、小さいころからいろいろな色に触れる機会を増やしてみてくださいね。
参考サイト
- 社会福祉法人 北中央福祉会 あゆみ保育園|未来に輝く!ふくしまっ子プロモーション事業 特色のある幼児教育・保育の推進について 色彩を通じて育まれる感性(https://www.city.fukushima.fukushima.jp/youhoshien/kosodate/tokusyoku/documents/p4_1.pdf)
- 東京(広尾・自由 が丘)の幼児教室ならGymboree(ジンボリー)|カラフルなおもちゃは知育効果がある?取り入れるメリット (https://www.gymboglobal.jp/column/434)
- おもちゃを通じて子供の教育を考える|色の影響はあるの?赤ちゃんにおすすめのカラフルな知育玩具 おもちゃの学校(https://toyschool.net/toy-color/)
- 白ゆりベビースクール|子どもの脳を育てる!?色の効果(https://www.baby-school.shirayuri-yo.ed.jp/2021/10/20/color-effect/#:~:text=%E4%BA%94%E6%84%9F%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E6%9C%80%E3%82%82,%E8%82%B2%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)
- ベビー用品のレンタルショップリスト|赤ちゃんの好きな色は?苦手な色は?
(https://www.babyitem-rental.net/column/color.html#:~:text=%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%8C%E8%8B%A6%E6%89%8B%E3%81%AA%E8%89%B2,%E3%82%92%E5%A6%A8%E3%81%92%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82)
![MISATO(peekaboo)](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/oriori-api.appspot.com/o/upload_images%2F_7d7da2e0-30ff-4c68-b82a-92e7b1214ec4.jpg?alt=media&token=7c8a9f5a-fb8f-4d88-9017-786acf10ff28)